優勝馬にはエリザベス女王杯への優先出走権が与えられるレースで、別定重量のGII戦。強い馬が有利にレースを運べるはずだ…

 優勝馬にはエリザベス女王杯への優先出走権が与えられるレースで、別定重量のGII戦。強い馬が有利にレースを運べるはずだが、過去10年間で1番人気馬で勝利したのは18年ディアドラのみ。

 3番人気まで枠を広げても2勝2着5回3着5回と波乱傾向だ。

 ただし、エリザベス女王杯で好走するような馬は、20年サラキア(府中牝馬S1着→エリザベス女王杯2着、以下同)19年ラッキーライラック(3着→1着)18年リスグラシュー(2着→1着)17年クロコスミア(1着→2着)、16年クイーンズリング(1着→1着)と毎年のように上位入線を果たしており、トライアルとしての機能はしっかり果たしている。

 ◎ソダシは桜花賞、そして春のヴィクトリアマイルなどGI競走3勝馬。芝1800m以下であれば6戦6勝だが、2000mを超えると4戦して1勝のみ。

 過去の戦績からは、距離に関しては明らかに限界がありそうだが、前走の札幌記念に関しては昨年比3kg増の斤量を考慮しても明らかに本来のパフォーマンスではなかった。牝馬同士のGII戦で、前走から距離短縮は有利に働くはず。マイルチャンピオンシップへ向けての1戦であり、恥ずかしい競馬はできないはず。この馬が本命だ。
 
 〇クリノプレミアムは中山牝馬Sの優勝馬。ヴィクトリアマイルは完敗だったが、秋初戦の京成杯オータムHは牡馬を相手に0秒1差3着。

 使える脚が短い印象だが、東京競馬場芝コースでも【0-4-1-3】。勝ちきれないまでも使える脚の短さは先行力でカバーしている。この距離は【2-1-0-0】。今年に入ってから力をつけているのは明らかで怖い1頭だ。
 
 ▲アンドヴァラナウトはローズSの優勝馬で、秋華賞3着。初勝利が遅れたものの世代を代表する1頭だ。

 秋華賞3着を受けて人気となった愛知杯は16kg増で動けず、春のヴィクトリアマイルは逆に大きく体重を減らしてしまった。

 心身ともに不安定な部分を残すものの先行力があって立ち回りが上手なタイプ。今回は休み明けになるが、超が付く良血馬でひと夏越しての成長にも期待したい。
 
 連覇を狙う△シャドウディーヴァは一昨年の2着馬でもある。コース適性は随一だ。

 持ち味は長く使える脚。前半からポジションを取りに行ったジャパンカップ、有馬記念、金鯱賞は自分の競馬ができなかったが、ヴィクトリアマイルは0秒6差9着。エプソムカップは重馬場に泣かされた。年齢が気になる6歳牝馬だが、まだ見限れない部分もあって無視はできない。
 
 エリザベス女王杯連覇を狙う△アカイイトはヴィクトリアマイル8着からの参戦だ。 持ち味は瞬発力で有馬記念7着、金鯱賞3着はここに入れば胸を張れる。

 △アブレイズは先行して押し切ったフラワーカップのイメージはなく、ヴィクトリアマイルは後方からメンバー最速の末脚で0秒6差7着まで押し上げた。昨年は良いところがなかったが、全3勝中2勝を記録している1800mで見直したい。