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【中間調整】大阪杯当日に阪神芝1600mで行われた1勝クラスを快勝。成長優先でその後はいったん休養し、昇級戦だった6月の北海ハンデキャップを一発でクリアした。ハンデ51キロと斤量に恵まれたとはいえ、直線の短い函館で大外一気の差し切り勝ちで、2勝クラスでは力が違っていた印象だった。秋華賞切符の懸かった前走・ローズSは5着に終わったものの、権利獲りの意識が強いあまりポジションを取りに行く競馬をしたのが終いにジリっぽくなってしまった原因だろう。その後、出走は確定でないながら、在厩で秋華賞に向けて調整されてきた。10月1日にCWで14-14をこなし、1週前には主戦・古川吉騎手が騎乗し、坂路で目一杯の負荷。前向きさにあふれつつも脚を温存し、仕掛けられたラストも単走とは思えない気迫を見せて切れた。4F50秒7(一杯)はこれまでの自己ベストを2秒4短縮する圧巻の数字。
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【最終追い切り】1週前で負荷は十分に掛かっており、今週は微調整程度のソフトな内容。馬場が混んでいたが道中はリラックスしつつ自分の走りに集中し、促されたラストで機敏に手前を替えて滑らかな伸びを示した。肉体面もだが、精神面もかなりいい状態にありそう。
【見解】8頭中4頭が出走可能という抽選待ちの身だったが、見事に通過。目標とするレースへのゲートインが叶った。結果論だがローズSをある程度余裕のある仕上げで臨んだ分、ここへ来て一気に気配を上げることができた要因となっているようだ。4月の勝利後に無理をさせなかったように、もとより“完成は秋”と見据えられていた存在。大駆けの可能性は十分と言える。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■秋華賞2022 調教動画(メモリーレゾン)




















