9日にシングルス決勝が行われた楽天・ジャパン・オープンテニスチャンピオンシップス2022(日本/東京、ハード、ATP500)。その本戦シングルス決勝で選手のエスコートキッズを担当した川村准椰(東京/八王子市立長池小学校)にtennis36…

9日にシングルス決勝が行われた楽天・ジャパン・オープンテニスチャンピオンシップス2022(日本/東京、ハード、ATP500)。その本戦シングルス決勝で選手のエスコートキッズを担当した川村准椰(東京/八王子市立長池小学校)にtennis365.netが独占取材を行った。
川村は全国小学生テニス選手権で優勝を果たし、今回、9日に行われたシングルス決勝のエスコートキッズを務めた。
【テニスを始めるきっかけ】
Q.テニスを始めたきっかけは?
A.「もともと家で卓球をやったり、ラケットスポーツをやる機会がたまたまあったので、そのときにミスショットやフレームショットが少ないとお母さんに言われて。それでテニスか卓球かバドミントンが向いているんじゃないかとなってテニスを始めたときに、僕がハマって始めました。4歳のときで、ほかの競技(バドミントンとかは)はやらなかったです。テニスを1番最初に始めて、それが1番『あぁ~』ってなりました。最初から硬式でした」
Q.本格的に始めたのは?
A.「5歳、6歳くらいのときにクラブチームを変えてそこから本格的にやり始めた感じです。当時は週に3、4回くらいで。自分がテニスが好きという気持ちがあって、それを全うしたかったからです」
【試合について】
Q.試合中苦しいときのメンタルは?
A.「相手が良いときとか、悪いときも試合のなかで絶対あるので、そのときを待ってただひたすらやるとか、しぶとくやっていくのが大切だと思います。『ここ勝ったら全国にいける』とか『ここで勝てば世界にいける』ときの場面だと緊張します」
Q.好きなサーフェスと得意なショットは?
A.「好きなサーフェスはクレーです。得意なショットは、僕はサーブが速いと言われているのでそれを使って甘くなったボールをフォアやバックだったりで打ち込んで、前にいけたら行って、そこで決める攻撃的なテニスが好きです」
Q.クレーでサーブのスピードは生かされる?
A.「クレーはハードと同じで跳ねてくれるのでそこの場合はスピンをかけたりするのと、逆に跳ねないようにスライス使ったり混ぜ込んでいます」
Q.全小優勝時に「練習でできたことが素直に出てくれた」とコメント。その要因は?
A.「たくさん試合に出て自分が『もっとこうすればよかった』っていうのがあって、それを覚えていたことが良かったんじゃないかなと思っています」
【好きな選手について】
Q.好きな選手は?
A.「アルカラスです。サーブとフォアで相手を崩していくプレーに憧れる。アルカラスを抜かせる16、17の時点で世界を代表するテニスプレーヤーになれたらなって思っています。そのために、僕も波があるのでその波をどれだけ減らせるかに意識を向けて頑張っています」
【来年の目標】
Q.来年の目標は?
A.「来年は14歳の下の代なんですけど、そこでしっかりと東京・関東・全国で結果を出せるように頑張りたいです」
全国小学生テニス選手権時の川村准椰

楽天OP決勝でエスコートキッズを務めた(手前)川村。写真奥は全小準優勝の近野司樹