■10月12日/明治安田生命J1第25節 川崎フロンターレ3ー1京都サンガ(等々力) 川崎フロンターレが逆転3連覇へ大き…

■10月12日/明治安田生命J1第25節 川崎フロンターレ3ー1京都サンガ(等々力)

 川崎フロンターレが逆転3連覇へ大きな白星を手にした。新型コロナの影響で延期となっていたこの試合と同時刻に、横浜F・マリノスは日産スタジアムでジュビロ磐田と対戦。両チームの結果次第では横浜の優勝が決まる可能性があったが、川崎にとっては優勝へ望みをつなぐ“最良の結果”となった。

 前回対戦で完敗した京都が相手だったが、川崎が早々に先手を取る。前半9分、右CKを山村和也が頭で競るも左に流れる。それをMFチャナティップがダイレクトで中に入れなおすのだが、その落下点に入ったのが谷口彰悟だ。多くの選手がこぼれ球に意識が向かう中でできたスペースに入ると、ジャンプしてヘディングシュート。5月29日のアウェイでは奪うことができずに苦しんだ先制点を奪うことに成功した。

 追加点もコーナーキックから奪う。前半22分、今度は左から脇坂泰斗が蹴ったボールにまたしても山村が合わせる。これは右のゴールポストに直撃するが、直後のはね返りに橘田健人が反応。ゴールに背を向けた難しい体勢からボレーで合わせたのだ。

 前半に2点をリードした川崎に対し、京都はハーフタイムに2人を交代。システムも変更して逆転勝利に向け手を打つアウェイチームだったが、川崎は追加点でつき放す。後半16分、右サイドから脇坂が上げたクロスに、マルシーニョが反応。相手背後に抜け出すと、体ごと押し込んで今季10得点目を記録してみせた。

■他会場の結果でざわつく観客席

 京都は後半アタマから入ったFWパウリーニョをうまく使いながら攻撃のチャンスをうかがっていたが、後半25分にそのパウリーニョが1点を返す。それでも2点リードしていた川崎だったが、京都も積極的にシュートを放つなどゴールを脅かす。

 そんな反撃ムードを封じたのが川崎サポーターの声援だ。他会場の日産スタジアムでジュビロ磐田が横浜F・マリノスに先制点を奪取。それに気づいた観客席ではざわめきが起きる。直後、ピッチに送られた声援はさらに大きくなった。その空気が伝わったかのように、川崎はアウェイチームの攻撃をシャットアウト。サポーターの援護射撃を受けながら時間をうまく使い、それでも同時にチャンスをうかがいながら、試合終了のホイッスルを聞いたのだ。

 川崎は3-1で勝利し、横浜FMは磐田に0-1で敗戦。「8」まで広がった勝ち点差を、残り2試合で「2」に詰めることに成功した。それでも、横浜FMは次節も優勝を決める可能性が残っている。奇跡を手にするには、川崎が勝利を狙わなければならない状況に変わりはない。

「(相手の攻撃を)受けずに自分たちから戦いを挑んだ」
 勝因を聞かれた鬼木監督の言葉の通り、残り2戦、逆転3連覇に向けて自分たちから戦いを挑むのみ。

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