男子テニスのユニクレジット・フィレンツェ・オープン(イタリア/フィレンツェ、ハード、ATP250)は12日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク80位のR・カルバレス バエナ(スペイン)が第2シードのM・ベレッティーニ(イタリア)を5-7…

男子テニスのユニクレジット・フィレンツェ・オープン(イタリア/フィレンツェ、ハード、ATP250)は12日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク80位のR・カルバレス バエナ(スペイン)が第2シードのM・ベレッティーニ(イタリア)を5-7,7-6 (7-5),7-5の逆転で破り、ベスト8進出を果たした。
1回戦で世界ランク71位のD・ガラン(コロンビア)にストレート勝ちをおさめ2回戦へ駒を進めたカルバレス バエナと、上位4シードが1回戦免除のためこの日が初戦となったベレッティーニの一戦。
第1セットではベレッティーニに5本のサービスエースを決められるなどリターンに苦しむと、自身はサービスゲームで10度のブレークチャンスを与え2度のブレークを許し先行される。第2セットでも第1ゲームで先にブレークされるなど苦戦するが、第3ゲームから第6ゲームまで4ゲーム連取に成功し逆転。ブレークバックされタイブレークに突入するも3度のミニブレークに成功しセットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセット、互いに1度ずつブレークを奪い合いゲームカウント5-5へ。第11ゲームでカルバレス バエナがこの試合5度目のブレークに成功し、3時間19分で勝利した。カルバレス バエナはこの一戦で5度のブレークポイントをすべてものにする決定力の高さを見せている。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはカルバレス バエナのコメントが掲載された。
「とてもうれしいよ。僕のキャリアの中で最高の勝利だったね。彼のサーブがとても良かったからサーブを返すことに集中した。次のラウンドに進めるからとてもうれしい」
準々決勝では予選から出場している世界ランク99位のM・イメル(スウェーデン)と対戦する。イメルは2回戦で第5シードのA・カラツェフをフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク43位のA・ブブリク(カザフスタン)や同75位のJ・J・ウルフ(アメリカ)らが8強へ駒を進めた。