フランス代表のレジェンドであるティエリ・アンリ氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの…

フランス代表のレジェンドであるティエリ・アンリ氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの振る舞いを非難した。アメリカ『CBS Sports』が伝えている。

今年5月にPSGと2025年までの契約延長にサインしたムバッペだが、ここに来て補強戦略や自身の起用法を巡ってクラブへの不満を募らせ、今冬の退団を希望しているとの報道が出てきた。

その後、クラブサイドはすぐさま噂を真っ向から否定したものの、両者の間に少なからず問題が生じていることは間違いなさそうだ。

そういった中、これまでアーセナルやバルセロナ、ユベントスといったビッグクラブでプレー経験のあるアンリ氏は、センターフォワードでポストプレーなど不得手なプレーを要求されることに不満を示すレ・ブルーの後輩の振る舞いに苦言を呈した。

「自分の苦手なことをやらされるのは誰だって嫌なものだ」

「しかし、何よりも大きなものはクラブだ」

「ただ、クラブは彼に対してクラブが最も重要なことだと感じさせたのだろうか、それとも彼がクラブよりも重要だと彼に感じさせたのだろうか?」

また、アンリ氏はジョゼップ・グアルディオラ監督の下で左ウイングでのプレーを求められた自身のバルセロナ時代の話を引き合いに出し、ムバッペに対してチームプレーヤーとしての振る舞いを求めている。

「自分の物語を使うことになるが、当時バルセロナで高い位置や広い位置でプレーするのは好きではなかった。それを嫌っていたよ。だが、チームのためにその役割をこなした」

「フランス代表で100キャップ、何ゴール決めたかわからないのに、左サイドでプレーしなければならないのは嫌だった」

「『ああ、なんて素敵なジェスチャーだ』と周りで言ってくれる人間は誰もいなかったし、通常であれば、ゴールやキャップが少ないプレーヤーが代わりに左に行くものだからね」

「ルールは1つだけだ。監督から何かを求められたら、それがチームにとって良いことであれば、それを実行する。逆に、チームにとって悪いことであれば、私自身は反論を考える」