フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、今月で37歳になる第10シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が、21歳のエリーゼ・メルテンス(ベルギー)を6-3 6-1…

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、今月で37歳になる第10シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が、21歳のエリーゼ・メルテンス(ベルギー)を6-3 6-1で倒し4回戦進出を決めた。試合時間は1時間2分。

 メルテンスのグランドスラム大会出場が今回2度目であるのに対し、ビーナスは全仏オープンだけで20度目の出場となる。

 ビーナスはこれまでグランドスラムで7度の優勝経験を持ち、2002年の全仏オープンで準優勝している。

「今日はいい経験ができたわ。正直言ってこれから20回、この大会に出場することはないわよ。これからの20年はあなたたちといっしょに観戦しようと思っているわ」とビーナスは観客に向かって笑顔で答えた。

 そのほかの3回戦では、2009年全仏優勝者で第8シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)が、第32シードのジャン・シューアイ(中国)を7-6(5) 4-6 7-5で破り4回戦に駒を進めた。

 クズネツォワは、第3セット第9ゲーム5-3リードの自身のサービスゲームで、40-15とし、2本のマッチポイントを握ったがものにできず、そのゲームを落とすと、その後5-5に追いつかれた。しかし6-5リードのあと3度目のマッチポイントを決めて7-5で勝利をおさめた。

 これでクズネツォワはジャンとの対戦成績を5勝1敗とした。

 クズネツォワは4回戦で、第10シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と18歳のキャサリン・ベリス(アメリカ)の勝者と対戦する。この試合は、ウォズニアッキが第1セットを6-2で先取し、第2セットはベリスが5-2とリードした時点で、日没のため翌日に順延となっている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「全仏オープン」の4回戦に進出したスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)(撮影◎毛受亮介/テニスマガジン)