【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・10/9毎日王冠(GII・東京・…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・10/9毎日王冠(GII・東京・芝1800m)
 中団につけたサリオスが馬群を縫って伸び、ジャスティンカフェを半馬身とらえて快勝しました。一昨年の毎日王冠以来、2年ぶりの勝ち星で、当レース2回目の制覇となります。

 母サロミナはドイツオークスを勝った名牝。繁殖牝馬としても大成功し、本馬のほかにサラキア(府中牝馬S、有馬記念-2着、エリザベス女王杯-2着)、サリエラ(ローズS-2着)、エスコーラ(5戦4勝)を産んでいます。「ロミタス×デインヒル系」という配合構成なので、凱旋門賞などG1を5勝したデインドリームと配合構成がよく似ています。

 その影響か、優れた成長力と底力を伝え、姉サラキアは5歳秋に本格化しました。本馬は2歳時に朝日杯フューチュリティSを勝った実績があり、3歳時には皐月賞と日本ダービーで2着と健闘。

 父ハーツクライも成長力に秀でた血統なので、再上昇してきたこの秋は期待できそうです。

◆今週の血統Tips

 10月10日夜、盛岡競馬場で行われたマイルチャンピオンシップ南部杯は、カフェファラオがヘリオスにハナ差競り勝ち、3つめのGI(JpnI)タイトルを獲得しました。

 同馬はアメリカンファラオを父に持つアメリカ産馬で、母の父がモアザンレディという血統。「アメリカンファラオ×モアザンレディ」の組み合わせは成功しており、他にモディカが出ています。8月の3歳未勝利戦を大差勝ちした素質馬で、タイムも優秀なのですぐに上でも通用する器でしょう。

 そして、海の向こうでは、米G2ブリーダーズCジュヴェナイルターフスプリント(芝5ハロン)を勝ったフォーウィールドライブを出しています。

 同馬は日本に輸入され、2021年から日高町のサラブレッド・ブリーダーズ・クラブで供用されています。

 このようにカフェファラオは、実績ある配合パターンから誕生しているので、いずれ種牡馬となっても楽しみです。