世界選手権、日本が準々決勝進出 バレーボール女子の世界選手権は9日、オランダで2次リーグ最終戦が行われ、既に8強入りを決めている世界ランク6位の日本は同11位のオランダに3-0で勝利した。欧州の専門メディアは「開催国を上回った」と注目。井上…

世界選手権、日本が準々決勝進出

 バレーボール女子の世界選手権は9日、オランダで2次リーグ最終戦が行われ、既に8強入りを決めている世界ランク6位の日本は同11位のオランダに3-0で勝利した。欧州の専門メディアは「開催国を上回った」と注目。井上愛里沙とともにチームトップの15得点を挙げた22歳の石川真佑には、海外ファンから「イシカワのサーブは脅威だね」などと熱視線が浴びせられている。

 接戦となった第1セットで石川が魅せた。9-10と追いかける展開でサーブを放つと、オランダの選手は反応できず。サービスエースが決まり同点に追いついた。このセットを25-23で先取した日本は第2セット、オランダの高さのあるバックアタックに苦しめられながらも25-23で奪取。第3セットは日本が主導権を握り、最後は石川が強烈なバックアタックを叩き込んで25-21で勝負あり。3-0のストレート勝ちを収めた。

 スイスのバレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」は「日本と中国がプールEの準々決勝対戦カードを決める」との見出しで記事を掲載。「オランダは日本の2倍のブロックポイントをマーク。しかしアジアのチームはそのほかすべてで開催国を上回った」と注目。「イシカワが第3セットでチームを牽引し、美しいパイプ攻撃でマッチポイントを決めた」と石川の活躍にも脚光を浴びせていた。

 同メディアの公式YouTubeチャンネルは試合のハイライト映像も公開。日本の快勝を目の当たりにした海外ファンからは「日本選手のプレーが大好き」「日本は絶好調だな」「今の日本は前の世代よりずっとアグレッシブだね」とコメントが寄せられたほか、「イシカワはかなり良かった」「イシカワのサーブは脅威だね」「イシカワのサーブよ」とこの試合で2本のサービスエースを決めた石川にも熱視線が向けられていた。

 E組3位で準々決勝進出した日本は、1次ラウンドで82年ペルー大会以来、40年ぶりに撃破した同2位ブラジルと再戦する。(THE ANSWER編集部)