■10月9日/プレミアリーグ第10節 アーセナル 3-2 リバプール (エミレーツ・スタジアム) この大一番で日本代表D…
■10月9日/プレミアリーグ第10節 アーセナル 3-2 リバプール (エミレーツ・スタジアム)
この大一番で日本代表DF冨安健洋が今季リーグ初先発。左SB起用で、その役割は相手のエースであるモハメド・サラーに仕事をさせないことだった。
本職ではないポジションでのプレーとなった中、エジプト代表FWとマッチアップした冨安はそのタスクを見事に完遂する。徹底したマークと裏抜けへの警戒を怠らず、ボールを持たれたときには味方とともに縦と中のコースを切ってきっちりと対応。大きなチャンスをつくらせず、後半24分での途中交代に追いやっている。
フル出場した日本代表DFには現地メディアも高評価。イギリス『Squawka』はチーム2位タイの8点をつけ、「なんというパフォーマンスだ。デイビッド・ベッカムがウィンブルドンでポケットチーフを使うようにサラーを操り、封じ込めたのだ。これほど静かな午後はそうないが、それは冨安のおかげである」と絶賛した。
■リーグ首位をキープ
この試合でアーセナルは開始早々に先制する。前半1分、敵陣中央でボールを持ったマルティン・ウーデゴールがペナルティエリアに向かってスルーパス。これを受けたガブリエル・マルティネッリがゴールへと流し込んだ。
しかしリバプールも黙っていない。前半34分にはエリア右に抜け出したルイス・ディアスのクロスにダルウィン・ヌニェスが合わせて、スコアを振り出しに戻す。
それでもハーフタイム直前にホームチームが再びリードを奪う。前半48分、エリア左に持ち出したマルティネッリがゴール前にパスを送ると、ブカヨ・サカが右足に当ててゴールイン。2-1で試合を折り返した。
後半に入りロベルト・フィルミーノの得点でまたも追いつかれたアーセナルだが、73分にチアゴ・アルカンタラのファウルによってPKを獲得。キッカーを務めたサカがしっかりと決めて再三のリードを奪った。
結局それ以降スコアは動かず、アーセナルが3-2で勝利。3連勝を達成してリーグ首位をキープしている。