2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国>大会8日目の10月7日、女子団体決勝トーナメント準決勝で日本(世界ランク2位)がドイツ(同5位)と決勝進出をかけて対戦。ドイツは2021年ヨーロッパ選手権団体王者にして…

2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国>

大会8日目の10月7日、女子団体決勝トーナメント準決勝で日本(世界ランク2位)がドイツ(同5位)と決勝進出をかけて対戦。

ドイツは2021年ヨーロッパ選手権団体王者にして、リオ五輪準決勝では日本の夢を打ち砕いた相手。今回も当時のメンバーが3人おり、日本は6年越しのリベンジをかけた戦い。

第1試合はアジア選手権3冠女王の早田ひな(日本生命/世界ランク5位)が、2021年ヨーロッパトップ16覇者のミッテルハム(同14位)と対戦。

ともにパワータイプの2人。見応えある打ち合いが繰り広げられるが、2ゲームずつ取り、向かえた最終第5ゲームは1-4とリードされるが、相手の懐を徹底的に突いて息を吹き返した早田が逆転勝利を飾った。

第2試合はエース伊藤美誠(スターツ/同6位)と、2022年ヨーロッパトップ16女王のハン・イン(同8位)との一戦。

世界最強カットマンと言われるハン。しかしカット打ちのうまい伊藤に対して分が悪いためか、いつもより台の近くに位置して攻撃的に戦う。

だが伊藤はカットマンの嫌がる懐を中心に突いて、要所で両サイドに振り回す。いつの間にかハンの攻撃の手も止まり、伊藤が一方的に攻める展開を作って、3ゲームを連取して完勝した。

ハン・イン Photo:Itaru Chiba

<世界卓球 女子団体決勝トーナメント準決勝>
日本 2‐0 ドイツ
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
早田ひな 3-2 ミッテルハム
9-11/11-3/6-11/11-6/11‐8

<第2試合>
伊藤美誠 3-0 ハン・イン
11-7/11-7/11-6

<第3試合>
木原美柚 - シャン・シャオナ

<第4試合>
早田ひな - ハン・イン

<第5試合>
伊藤美誠 - ミッテルハム