日本代表MF久保建英を擁するレアル・ソシエダが好調を維持している。■モルドバ王者を撃破 ソシエダは10月6日に行われた…

 日本代表MF久保建英を擁するレアル・ソシエダが好調を維持している。

■モルドバ王者を撃破

 ソシエダは10月6日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のグループE第3節で、モルドバ王者のシェリフと対戦。今大会3連勝をかけた重要な一戦で久保はスターティングメンバー入りしていた。

 試合はアウェイのソシエダが圧倒。ボールを保持しつつ相手ゴールに何度も迫っていき、鋭いパスワークからチャンスを再三つくり出す。久保もサイドからクロスを供給するなどして、アタッキングサードにおいて何度もボールに絡んだ。

 前半はゴールを決められなかったソシエダだが、後半8分に先制に成功。ダビド・シルバがアレクサンダー・セルロートにパスを出し、ペナルティエリア中央やや左でリターンパスをもらう。元スペイン代表MFはトラップすることなく、勢いよく左足を振り抜くと、ボールはゴール左上一直線。チームは司令塔のゴラッソでリードを奪った。

 すると後半16分、シェリフのムサ・キャブがこの日2枚目のイエローカードをもらって退場。ソシエダがさらに優位な状況に立ち、このファウルで得た右サイドのFKから追加点をゲットする。キッカーを務めたブライス・メンデスがインスイングでニアサイドにクロスを送ると、ここに飛び込んだのはアリツ・エルストンド。巧みにコースを変えたヘディングシュートでネットを揺らし、リードを広げている。

 それ以降スコアは動くことなく、2-0で試合が終了。久保は今季初のフル出場を果たした。またソシエダはEL3連勝とし、グループE首位をキープ。さらに直近の公式戦では4連勝としている。

■10番が復帰へ

 そんなソシエダに朗報が舞い込んだ。背番号10を背負うスペイン代表MFミケル・オヤルサバルがトレーニングに復帰したのだ。

 同選手は今年3月のトレーニングで負傷。左膝前十字じん帯の断裂と診断され、長期離脱を余儀なくされていた。

 ソシエダにとってかなり大きな痛手だったものの、今季は久保らの活躍もあってここまで好調を維持。そんな中でのエース復帰は、チームにとって心強いことこの上ないだろう。

 また久保にとっては序列争いの直接的なライバルになるが、別ポジションで起用されて共闘する可能性もある。今季ここまで本領を発揮している日本代表MFは、スタメン出場を続けられるか。

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