世界卓球団体戦準々決勝 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が6日、中国・成都で行われ、女子準々決勝に臨んだ世界ランキング2位の日本は、同30位のスロバキアに3-0で勝利。グループリーグ(GL)でも快勝を収めた相手を再び下し…

世界卓球団体戦準々決勝

 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が6日、中国・成都で行われ、女子準々決勝に臨んだ世界ランキング2位の日本は、同30位のスロバキアに3-0で勝利。グループリーグ(GL)でも快勝を収めた相手を再び下し、4大会連続のメダルを確定させた。今大会3試合目の登場となった早田ひなは「向かってくる気持ちに対応できた」と闘志を前面に押し出した戦いだったことを強調した。

 第1試合で完勝した伊藤美誠からバトンを引き継いだ早田。相手のバラージョバーは今大会すでに6勝を挙げて勢いがあり、序盤からパワードライブに苦しめられた。それでも第1ゲームは6-9と追い込まれながら5連続得点で逆転。そこから1ゲームずつ取り合って迎えた第4ゲームは第2ゲームはしっかり立て直し、11-6で勝ち切った。

 試合後は冷静だった。「初めて対戦する相手。団体戦の勢いだったり、向こうもエースで自信を持って戦ってきた。向かってくる気持ちが強くて、それに自分もしっかり対応できた。最後までてこずる部分あって、点数は結構競ったけど、1本でも多く返す、1本でも変化を出す気持ちが強かった」と試合を振り返った。

 4年前の大会ではGLでの出場しかなく、決勝トーナメントの出場は初めて。だが今回は日本チームでは世界ランキング最上位の5位で、6位の伊藤と「Wエース」として立ち向かう立場だ。「私のポジション的に相手チームのエースと戦うことが多くなってくる。2-0で3番手に渡すのが最大の役割になる」と自覚している。

 相手エースを撃破しての勝利となったが、自己採点を問われると「うーん、55(点)くらい(笑)」と辛めの評価。伸びしろはまだ十分に残されている。(THE ANSWER編集部)