史上初の“ダブル規定”に到達「本来はこだわりはない」「分かったのは良かった」■アスレチックス 3ー2 エンゼルス(日本時…

史上初の“ダブル規定”に到達「本来はこだわりはない」「分かったのは良かった」

■アスレチックス 3ー2 エンゼルス(日本時間6日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたアスレチックスとの今季最終戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、史上初の“ダブル規定”に到達した。5回6奪三振1安打1失点で9敗目を喫したものの、メジャー5年目の今季は15勝&34本塁打と二刀流でフル回転。試合後に、メジャー5年目のシーズンを総括した。

――歴史的な快挙を残したが、印象に残っているのは。
「印象に残っていることですか? 今すぐにはないですね。ほとんど前のことなので。忘れてしまいました」

――メジャー初の規定投球回に到達した。こだわりはあったか。
「本来はこだわりはないですけど、やってみないと分からない。本当に1つずつやっていくことに対しての規定に、2つやっている段階で乗るかは自分として目指す数字なのかはどうかはやってみないと分からない。それが分かったのは良かったかなと思います」

――去年の成績が基準になると話をしていた。
「全体的には良かったと思いますけど、もちろん今日で終わってしまうのは不本意なところではあるので。本来ならば、ここからがスタート、本番ぐらいの感じで行ければいいですけど。それを目指して頑張ります」

――エンゼルスがポストシーズンに進出できる可能性は。来年以降もエンゼルスに残るか。
「まずは自分自身が今年、また去年以上の成績を残せるかどうかによって、その分チームの助けになるかが決まると思うので。一番個人的にできるのはそこですし、正直、補強に関しては僕がどうこうできることではないので。そこに関しては分からないかなと思いますけど、オフシーズンの動きに期待はしています」

――ポストシーズンに出場できる可能性はあると思うか。
「今年台頭した選手もいますし、もちろんみんなが活躍できれば十分チャンスはあるかなと思います。自分自身も含めて、思うようにいかない時に、それをカバーする選手が出て来れば、もっといいチームになると思います」

投手で15勝、防御率2.33、219奪三振と成績アップ「まず安定して毎試合投げられたのは良かった」

――ネビン監督代行が来季は監督として指揮を執る。どのような評価を。
「評価される側なので、評価はしづらいですけど。もちろん難しい状況というか、はじめから決まってやっている訳ではないですし。途中から難しい状況の中でやっていたと思うので。やれることは全力で、もちろん監督はやったと思いますし、選手もやれることはやったと思うのでそれが来年につながってくれれば、うれしいかなと思います」

――このオフに契約延長の可能性は。新しいオーナーが決まるまでは保留か。
「何もまだ話していないというか。もちろん契約自体も来年の契約が決まっただけなので。それ以降のことはまだ何も話してはいないですね」

――投手で好成績を残した。自己評価は。
「まず安定して毎試合投げられたのが良かったところかなと。それが一番かなと思いますし、健康な状態で毎試合、疲れるのは別として、マウンドに上がることが出来たのは一番だと思うので。それを来年も継続して。もっともっと成長できれば。もっともっといい選手になれると思います」

――打撃面は本塁打数は減ったが、三振数が減って安打数も増えた。
「もう少し打率の部分で3割近く打てるようなイメージでシーズン前はいこうと思っていたので。その中で本塁打がどれくらい出るのかなというのが1つチャレンジではありましたけど。どうですかね。フェンス手前で失速するような打球が少し目立ったので。そこがもうひと伸びすれば、どっちも伸びてくるんじゃないかなと思います」

――伸びが足りなかったのはボールの影響か。アプローチの違いか。
「逆方向の打球に関してはボールの影響がちょっと強いかなと思います。スピンのきいた打球は飛ばない印象が強かったので。逆に引っ張ったような打球は、それほど変わらないかなという印象はありましたし、逆方向のスピンのきいた打球がもうひと伸びできるフィジカルだったりとか、スイングの強さがあれば、もっともっといい数字が残るかなと思います」

来季年俸43.4億円で合意「活躍して当たり前なところがある」

――年俸調停権のある選手で年俸3000万ドル(約43億4000万円)は史上最高額となった。
「早い段階で、球団といい関係を築けたのは1ついいことだなと思いますし、多くもらうからには活躍して当たり前なところがあると思うので。その分、来年しっかり頑張りたいなと思います」

――昨季は二刀流を続けられるかを試された。
「毎年そうですけど、前の年と同じようなことをやっていても、去年も言いましたけど、同じ数字が残るかと言ったら、そうではない。むしろ下がると思いますし。やられる配球もそうですけど、やられることに対して、それ以上のことをしていかないと向上はしていかないかなというのが。ピッチングも今年いろいろ試しながら投げましたけど、そういうところがテーマかなと思いますし、来年以降ももっともっと工夫しながらできれば、もっといい数字が残るなと思います」

――自分を超えるのは大変になる。プレッシャーになるのか。
「守りに入っていたら、無難なところにしかならないというか。今年、去年みたいな数字は残らないかなと思うので。もっともっと上手くなりたいなと思って毎試合登板できるかどうかが大事だと思いますし。ある程度、これぐらい抑えてくれるだろうと言われれば、言われるほど守りに入ってしまうというか。無難に終わりたい気持ちになってしまうと思うんですけど、そこでよりアグレッシブに試合で攻められるかどうかが大事だと思います」

――体が強くなったという印象は自分の中であるか。
「最初の3年に関しては、やっぱり手術もあったので、そこが一番の違いかなと思います。毎試合、変な痛みだったりとか張りだったりとかを気にすることなく、投げられる状態で上がるというのが数字が一番残るかどうかだと思うので。リカバリーを含めて今年1年できたのは一番良かったと思います」

――シーズン中盤でポストシーズン争いから脱落した。
「正直、8月、9月に関しては、なんというんですかね。目指すところが見えなくなったというか、そういう難しさっていうのがありますし。特に9月はそういう面ではなかなか難しいかと思いますけど。それでもやれることをやるというのが一番大事ですし。いろいろと試しながら、レベルアップはできたんじゃないかと思うので。それを来年、最初から続けられればチャンスはあるんじゃないかなと思います」

WBCでの二刀流へ「光栄なことなのでもちろん」

――オールスター前にWBCに出たいと話していたが、今の気持ちは。
「シーズンが終わったばっかりなので、少しリラックスというか、息抜きもしながらゆっくり考えたいなと思っています」

――すぐに帰国か。それともしばらく米国に残るか。
「他の仕事がちょっと残っているので。ミーティングも含めて。こっちに少し残ってからかなと思います。トレーニングも含めて」

――侍ジャパンの栗山監督がWBCでも二刀流をやってほしいとオファーがあれば、やってみたいか。
「光栄なことなのでもちろん。一番は体調面を含めて、自分が万全な状態で出られるかどうなのかが、まず一番かなと思うので。ちょっと1回ゆっくりして、体をリセットして、そこからかなと思います」

――ポストシーズンに出られない分、WBCに出る楽しみはあるか。
「ポストシーズンとWBCは別ですかね。WBCはずっと出たいと思っていましたけど、前回は足首とかいろいろあって出られなかったので。なかなかタイミングが合わなかったですし。ポストシーズンに関しては毎年テレビで見てしかないので。やっぱりプレーしたいなっていうのはみんな思っているところかなと思います」

――投打の規定は来年以降のベースと捉えているか。
「安定して出られれば、どちらもいける範囲内の数字だなということは認識しましたけど、それでも無理して狙いにいくところではないというのが率直なところなので。ペースだったり、自分の体調を無理して崩していくところではではないかなと思います」

「勝ちたいなっていうのが一番。ここからが本番だというぐらいの気持ちで」

――早めの来季契約合意は、オフにゆっくり時間が取れる。WBCに向けても準備ができる。
「WBC云々に関しては全く関係ないですかね。いろいろな理由がもちろんありますけど。結果的に早く良い契約ができたというのは、お互いにとって、球団も自分自身にとっても、来季を見据える上で良かったんじゃないかなと思います」

――7、8月はあんまり楽しそうに見えない時期があったが、8月下旬からまた表情が明るくなってきた。心境の変化は。
「そんなに意識はしていないですかね。ただ、ケガ人が多かったので、そこら辺でチーム的に苦しいなというのはありましたね」

――チームが勝てない中で、自身がやらなければならないこと、やろうとしていること。
「去年、今年の数字を期待されるというか、ある程度、やってくれるだろうと計算の元、チームを組み立てていくと思うので。そこでこういう活躍ができないと、少しずつ計算が狂ってくると思うので。自分自身にできることは去年、今年の数字を継続していく。または、より良いものにしていくのが一番できることかなと思います」

――高いレベルで投打の成績を残せたことについて。
「数字的には去年とあまり変わらない、というか。良くなっていると思うんですけど。毎試合、毎試合フレッシュな状態で試合に臨めるかが一番だと思うので。どこかで違和感があるとペースが崩れてくるものだと思うので。それを1年間。長かったですけど、毎試合いいリカバリーしながら、続けられたというのは良かったかなと思います」

――来年、自分に期待することは。
「勝ちたいなっていうのが一番なので。ここからが本番だというぐらいの気持ちでプレーできるように頑張りたいなと思います」(小谷真弥 / Masaya Kotani)