世界卓球、日本男子は全勝でGL突破 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が4日、中国・成都で行われ、男子グループリーグ(GL)最終戦に臨んだ世界ランク3位の日本は、同39位のハンガリーに3-1で勝利した。チーム最年少19歳の…

世界卓球、日本男子は全勝でGL突破

 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が4日、中国・成都で行われ、男子グループリーグ(GL)最終戦に臨んだ世界ランク3位の日本は、同39位のハンガリーに3-1で勝利した。チーム最年少19歳のエース・張本智和が前日に続いて2勝をマーク。12年ぶりにメダルなしに終わった前回2018年大会のリベンジを狙う大会で、GL4戦全勝として1位通過を果たした。田勢邦史監督は取材エリアで「予選は100点」と選手を称えつつ、負ければ終わりの決勝トーナメントへ「ギアを挙げないといけない」と気を引き締めていた。

 この日は張本、戸上隼輔、今大会初出場の横谷晟の3人で挑んだ日本。横谷こそ敗れたものの、張本が前日の香港戦に続いて2勝を挙げる活躍。戸上も世界卓球代表9度のラカトシュを相手に勝ちきった。

 これでGLは4戦全勝。堂々の1位で決勝トーナメント進出を決めた。田勢監督は取材エリアで「正直厳しいグループだったと思う。4番目、5番目に非常に厳しいチームが入ってきた。その中で全勝で1位通過できたことは選手たちも自信になるし、価値のある1位通過だったと思う」と選手を称えた。

 張本以外は初出場だが「思い切って楽しんでやってくれていると思う。智和もプレッシャーをそこまで感じず、チームを引っ張ってくれている」と雰囲気の良さを表現。特に香港戦でも2勝した張本について「(それまでとは)別人になって、本来の力を発揮してくれたのが非常に大きい」と評した。

 目標のGL首位突破を果たした。「予選は100点じゃないですか。ただ、仕切り直し。負けたら終わりなので、ギアを上げないといけない」と田勢監督は気を引き締めていた。(THE ANSWER編集部)