中日が戦力外にした平田、大嶺、山下はかつてのドラ1 プロ野球の戦力外通告が可能になって2日目の4日は、6球団で計32人が…
中日が戦力外にした平田、大嶺、山下はかつてのドラ1
プロ野球の戦力外通告が可能になって2日目の4日は、6球団で計32人が来季の契約を結ばないと通告、発表された。この中には西武の齊藤大将投手、ヤクルトの寺島成輝投手、中日の平田良介外野手、大嶺祐太投手、山下斐紹捕手とかつて栄光のドラフト1位指名を受けた5人が含まれており、この世界の厳しさを感じさせる。ここまで戦力外通告を全く行っていないのはDeNA、ソフトバンク、ロッテの3球団。第1次通告期間は7日まで。
中日は平田良介外野手、山下斐紹捕手、佐藤優投手、渡辺勝外野手、マルク投手、ジョアン・タバーレス投手、ルーク・ワカマツ内野手、滝野要外野手と、育成の大嶺祐太投手、浜田達郎投手の計10選手に来季の戦力外を通告した。
平田は高校生ドラフト1巡目で2006年に大阪桐蔭高から中日入り。通算1046安打、105本塁打を記録し、2018年にはゴールデングラブ賞も受賞している。今季は51試合に出場し打率.200、1本塁打、10打点。大嶺は2007年に高校生ドラフト1巡目でロッテ入団。山下も2011年にドラフト1位で習志野高からソフトバンク入りしている。
西武は牧野翔矢捕手、育成の齊藤大将投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、上間永遠投手、出井敏博投手の計6人に来季の契約を結ばないと通告した。
齊藤大は2018年にドラフト1位で明大から西武に入団。その年は1軍16試合に登板したものの出番を減らしていた。2021年5月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、今季は実戦復帰したものの、2軍で15試合に投げ1勝4敗2セーブ、防御率9.56の成績だった。
来季に向け、外国人選手との契約延長を発表した球団も
ヤクルトは寺島成輝投手、吉田大成内野手、中山翔太外野手の3選手に通告した。2017 年にドラフト1位で履正社高から入団した寺島は、プロ6年間で1軍通算1勝にとどまっていた。
広島は高橋樹也投手、中神拓都内野手、育成の戸田隆矢投手と来季の契約を結ばないと発表した。2011年のドラフト3位で入団した戸田は、2014年、2016年に1軍で4勝をマークするも、2020年に左肘を手術。同年オフに育成選手として再契約し支配下復帰を目指していた。
オリックスは澤田圭佑投手、育成の谷岡楓太投手、松山真之投手、榊原翼投手、鶴見凌也捕手、廣澤伸哉内野手に戦力外を通告した。澤田は大阪桐蔭高時代、藤浪晋太郎投手(阪神)らと甲子園の春夏連覇を達成。立大を経て2017年にドラフト8位で入団。2019年には17ホールドをマークしたが、右肘の故障もあり登板機会が減少し、今季は1軍登板がなかった。
阪神は守屋功輝投手、小野泰己投手、尾仲祐哉投手、育成の牧丈一郎投手に来季の戦力外を通告したと発表している。
この他、日本ハムは昨秋の育成ドラフト2位で入団した速水隆成捕手の現役引退と、コディ・ポンセ投手、コナー・メネズ投手、アリスメンディ・アルカンタラ内野手と来季の契約が合意に達したと発表した。(Full-Count編集部)