「パ・リーグ Exciting Momentsβ」のキャンペーンで始球式の権利ゲット 2022年9月17日のソフトバンク…
「パ・リーグ Exciting Momentsβ」のキャンペーンで始球式の権利ゲット
2022年9月17日のソフトバンク戦で、オリックスの山本由伸投手は今季2度目の完封勝利を記録した。その流れは、同じマウンドで勇気を振り絞って投げた山本ファンの男の子がもたらしてくれたのかもしれません。
この日、京セラドーム大阪で始球式のマウンドに立ったのは、東京都在住の小学3年生、八木結希旬(ゆきと)くん。今回の取り組みは、パ・リーグ6球団の公式サービス「パ・リーグ Exciting Momentsβ」の利用者限定の特別イベントで、昨年12月のサービス開始から初めて、動画でのシーン購入者に、始球式の投球権を贈るキャンペーンを実施しました。
始球式の権利は、2022年8月15日から28日の期間中に、いずれかのシーンを2つ以上購入した人の中から抽選で1人に当たる仕組み。結希旬くんの母親がこのキャンペーンを目にし、山本投手と吉田正尚選手の動画を購入。応募したところ見事当選した。
知らせを受けて「本当かなと思った」と言う結希旬くん。母も「京セラドーム大阪で観戦できたらいいな、くらいに思っていたので、まさか始球式で投げられるとは」と大喜びだ。結希旬くんの“野球好き”を日頃からバックアップするご両親にとっても念願の舞台でした。
結希旬くんは、山本投手の大ファン。観戦した試合で球の速さや投球スタイルに「かっこいい!」と一目惚れしました。小学2年生からはじめた少年野球ではレフトを守る結希旬くんですが、たちまち山本投手が憧れの存在となったようです。
奇しくもこの日の先発は山本投手。憧れの山本投手と同じマウンドに立てるということで、いっそう緊張していたそうです。
東京の小学3年生、八木結希旬くんに次々起こるサプライズ
グラウンドではサプライズも。ベンチでこちらの様子を見ていた田口壮コーチの粋な計らいで、渡部遼人外野手がキャッチボールの相手になってくれました。これには八木さん一家も大感激。力強く球を投げ込むたびに渡部も「ナイスボール!」と声がけしてくれました。
この日は元プロレスラーのスタン・ハンセンさんの特別始球式もあり、マウンドへ向かう2人の体格差はちょっとした話題に。ハンセンさんの始球式で大いに盛り上がり、いよいよ結希旬くんの登板です!
若月健矢捕手が受け、バッターボックスには周東右京外野手が入り、いざプレイボール! ベースでワンバウンドした投球を若月がしっかり前に落とし、見事大役を終えました。マウンドから降り、フィールドに向かって一礼する姿に、球場からも万雷の拍手が送られます。
開口一番「すごいドキドキした。(ワンバウンドは)ちょっと悔しい」と話す結希旬くん。たくさんの人々の「ナイスピッチ!」の声に、やっと安どの表情を見せてくれました。
試合はその山本が圧巻の投球。9回2死、柳田悠岐外野手を三振に仕留めゲームセット。見事な完封劇で14勝目を飾りました。
今回の始球式投球権プレゼントなどキャンペーンの仕掛け人、株式会社メルカリの宮本祐一さんは、「動画をご購入いただいた方を対象に始球式の投球権利がプレゼントされるという、パ・リーグ Exciting Momentsβ初の実施でしたが、実際八木さんご一家に大変喜んでいただけたので、これからもこのような機会を増やしていければと思います」と総括しました。(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)