モハメド・アリ戦を特筆、築き上げた功績を評価 元プロレスラーのアントニオ猪木さんが1日に亡くなったと報じられたことを受け、米メディアも報道。大手放送局「ESPN」は長文の記事を掲載し、追悼した。「格闘技界で有名なアントニオ・イノキが79歳で…

モハメド・アリ戦を特筆、築き上げた功績を評価

 元プロレスラーのアントニオ猪木さんが1日に亡くなったと報じられたことを受け、米メディアも報道。大手放送局「ESPN」は長文の記事を掲載し、追悼した。

「格闘技界で有名なアントニオ・イノキが79歳で死去」と報じた記事は、カリスマ的人気を誇った現役時代から政治家に転身した引退後まで、これまでの歩みを詳細に報道。なかでも、特筆したのが、1976年のモハメド・アリとの伝説の一戦だ。「彼の格闘家としての活躍の中でも、モハメド・アリとの一戦は有名だ」とし、「もしかすると過去最高に注目を集めたかもしれない」とも言及。さらに、こうつづった。

「1993年にUFCが設立されたが、総合格闘技の祖と言えるのはアリ対イノキの試合だろう。日本武道館は満員となり、各地で中継された。当時ボクシングは米国で最も人気の格闘技だった。しかし、アリ対イノキはボクシングファンにある考えを植え付けた。流動性があり、あらゆる戦い方を含む総合格闘技がベストなスタイルではないか。この議論はUFCが設立されるまで続いた」

 このように格闘技界に与えた影響を評価し、当時の試合の写真なども掲載。79歳でこの世を去った“燃える闘魂”の功績を改めて称えた。(THE ANSWER編集部)