■ナムラクレア
【中間調整】古馬との初対戦だった函館スプリントSを2馬身半差で快勝。続く前走・北九州記念は1番人気3着に終わったが、小倉で18頭立ての16番枠はいかにも不利で、直線ではバテて下がってきた馬が邪魔になるアクシデントもあった。それで0秒2差なら負けて強しと言っていいだろう。前走後は短期放牧でひと息入れ、当初の目標通りスプリンターズSに向けての調整が進んでいる。9月10日に坂路14-14で体をほぐし、15日には指揮官・長谷川師が騎乗して坂路ラスト2F12秒6-12秒0(馬なり)と絶妙な加速ラップを披露。そして1週前追いには浜中騎手が騎乗し坂路併せ馬を行った。懸命に追われる準オープンを置き去りするかのように、ラストで猛烈な加速を披露。4F全体49秒7(強め)はこの日の一番時計だった。
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【最終追い切り】1週前で圧巻の動きを示しており、レース当週は微調整程度でOK。この日は長谷川師が騎乗し序盤はいいリズムで進んでしっかり脚を溜め込むと、軽く促されたラストで鋭く切れた。
【見解】繰り返しになるが1週前追いの内容が圧巻だった。数字は自己べスト更新だが、負荷は最後の最後の少し掛けた程度。軸がほとんどブレず、持てるパワーをロスなく推進力に変換できているような走りだった。最終追いでもまったくの馬なりでピタッといいバランスをキープ。仕掛けへの反応も鋭く、心身ともに研ぎ澄まされている。文句なしの絶好調。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■スプリンターズS2022 調教動画(ナムラクレア)






















