ロッテの新外国人ロエル・サントス外野手が1日の阪神戦で「2番・中堅」で初スタメンし、初安打、初打点をマーク。「ありがとう」、「イチ、ニ、サントス」と日本語で喜びを振りまいた。■ベルトのバックル外れる気合ヘッスラも ロッテの新外国人ロエル・サ…

ロッテの新外国人ロエル・サントス外野手が1日の阪神戦で「2番・中堅」で初スタメンし、初安打、初打点をマーク。「ありがとう」、「イチ、ニ、サントス」と日本語で喜びを振りまいた。

■ベルトのバックル外れる気合ヘッスラも

 ロッテの新外国人ロエル・サントス外野手が1日の阪神戦で「2番・中堅」で初スタメンし、初安打、初打点をマーク。「ありがとう」、「イチ、ニ、サントス」と日本語で喜びを振りまいた。

 初回に唐川が先頭高山にバックスリーンへ先制アーチを献上。嫌なムードをサントスの気合が一掃した。初回裏、先頭の大嶺翔が中前打で出塁すると、続くサントスがメッセンジャーの初球を一塁前へセーフティー気味のドラッグバントでヘッドスライディング。勢い余ってベルトのバッグルが外れてしまうほどだった。

「魂の熱いプレーで盛り上げたかった。何も考えずにいった」。バックルが外れるほのど、強烈なヘッドスライディングに気持ちが表れた。

■「ロッテファン素晴らしい」「やってやろうという気持ちにさせてくれる」

「初めての打席でヒットを打ちたくてああなったが、チームの勝利のためには、ランナーを進めること」

 5回の無死一塁でも、高めのボール球にくらいついて、叩きつけるバッティングで一塁走者の大嶺翔を二塁に進めており、その後の角中のタイムリーにつなげた。伊東監督も「あの1点が大きかった」と言う。

 8回には2番手の伊藤和を攻め、一挙4点で試合を決めたが、8点目のタイムリーはサントスだった。内角144キロのストレートを思い切り引っ張った。「ボールに強くコンタクトすることを心掛けた。ロッテファンは素晴らしく、モチベーションになる。やってやろうという気持ちにさせてくれる」と嬉しそうに語った。

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono