4月17日からの週末に各地で開催されるフェド杯ワールドグループ準決勝。スイス対チェコはスイスのホーム開催で、インドア・ハードコートで実施されている。 フェド杯2連覇中のチェコが、スイスを3勝2敗で下して決勝進出を果たした。チェコは最後の…

 4月17日からの週末に各地で開催されるフェド杯ワールドグループ準決勝。スイス対チェコはスイスのホーム開催で、インドア・ハードコートで実施されている。

 フェド杯2連覇中のチェコが、スイスを3勝2敗で下して決勝進出を果たした。チェコは最後のダブルスでスイスのマルチナ・ヒンギスとビクトリヤ・ゴルビッチのペアを倒しての勝利だった。

 チェコと11月に決勝を戦うのはフランスだ。チェコはこの6年で5度目の決勝進出で、内4度優勝している。

 スイスはホームのファンの声援を受けたゴルビッチがシングルスで勝利してのダブルス突入だった。

 ゴルビッチはチェコの33位、バーボラ・ストリコバを3-6 7-6(6) 6-1の逆転で勝利した。ゴルビッチはこの試合のあとにすぐにコートに戻り、ダブルスの世界1位のヒンギスとのコンビでチェコと戦った。

 だが、スイスはチェコのカロリーナ・プリスコバとルーシー・ラデッカのペアに2-6 2-6で敗退して万事休すとなった。

「彼女は燃えていたわ」とゴルビッチについてヒンギスは言う。「私たちにとっては今回の経験が貯金になる。彼女(ゴルビッチ)はこのままうまくなっていける。彼女にとってはいいことだけの週末になったと思う」。

 リバースシングルスの第1試合では18位のプリスコバが17位のティメア・バシンスキーを6-4 6-2で下してチェコが2勝1敗と王手をかけていた。

「選手たちのプレーぶりはセンセーショナルなものだった」とチェコのペトル・パラ監督は自分のチームについて話している。「魂があった。誰もがこのフェド杯で勝ちたいと思っているんだ」。

 バシンスキーは今回のメンバーではスイスの最上位の選手だったが、2敗を喫し、8ゲームしか取れなかった。

 スイスは1998年以来の決勝進出を狙っていた。当時はヒンギスが10代でシングルスでプレーしていた。(C)AP

※写真はインディアンウェルズでのプリスコバ

Photo:INDIAN WELLS, CA - MARCH 18: Karolina Pliskova of the Czech Republic hits a forehand in her match against Victoria Azarenka of Belarus during day twelve of the 2016 BNP Paribas Open at Indian Wells Tennis Garden on March 18, 2016 in Indian Wells, California. (Photo by Harry How/Getty Images)