フランスが最後のダブルスでオランダを下して決勝に進出 [フェド杯ワールドグループ準決勝

　4月17日からの週末に各地で開催されるフェド杯ワールドグループ準決勝。フランス対オランダはフランスのホーム開催で、インドアのクレーコートで実施されている。

　日曜日の最終試合のダブルスでねフランスはカロリーヌ・ガルシアとクリスティーナ・ムラデノビッチのペアが、オランダのキキ・バーテンズとリシェル・ホーヘンカンプのペアを4-6 6-3 6-3で下し、1勝2敗からの逆転でオランダを下して11年ぶりとなる決勝進出を果たした。

　フランスは過去に2度優勝。2005年の決勝ではロシアに敗れていた。11月の決勝ではチェコと対戦する。

　リバースシングルスの初戦でのオランダは、バーテンズが7-5 6-4でムラデノビッチを破った。バーテンズはこれでフェド杯では破格の15勝1敗という戦績とした。

　バーテンズは10本のサービスエースと、ムラデノビッチのサービスゲームを5ど破っての勝利だった。ムラデノビッチも第2セット2-5から抵抗を見せたかが、最後はバーテンズのサービスに屈した。

「彼女はとてもソリッドなプレーをしてきた。特に今日の彼女のサービスは私よりも上だった」とムラデノビッチ。「脱帽よ。試合を通じて常にサービスがラインの上に乗って来ていたわ」。　　リバースシングルスの2試合目では、オランダのポール・ハーヒュース監督が、ホーヘンカンプに代えてアランチャ・ラスを起用した。

　だが、ラスはガルシアに3-6 4-6で敗れ、これで2勝2敗のタイとなった。

　土曜日のシングルスではバーテンズに敗れていたガルシアだったが、ラスとの試合では第1セットだけで2度のブレークを記録して流れをつかんだ。

　第2セットのラスは力強い立ち上がりだった。ガルシアのサービスゲームを2度破って3-0とリードを広げた。だが、ガルシアが巻き返して3-3とした。

　ダブルスでオランダはラスとシンディ・バーガーを起用する予定だったが、ハーヒュース監督はバーテンズを起用。また、シングルスを休養させたホーヘンカンプをコートに送り出した。

　第1セットを取ったオランダは、ほとんどうまくいっているように見えた。フランスはオランダに2度サービスゲームを破られてのセットダウンだった。

　第2セットは緊張したものとなった。フランスは一度しかブレークポイントを与えないプレーを見せ、逆に一度だけあったブレークチャンスを生かしてセットを奪い返した。

　第3セットでもオランダは強いプレッシャーをフランスにかけていったが、6度のブレークチャンスも生かせず、フランスは2度あったブレークチャンスを両方モノにして勝利を決めた。(C)AP