山本由伸、伊藤大海の「被本塁打率」を見ると…「Monday パ」では、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さま…
山本由伸、伊藤大海の「被本塁打率」を見ると…
「Monday パ」では、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう旬な情報を配信しています。9月第4月曜日の今日は、本塁打に関するトピックを特集。「投高打低」と言われる今季、その影響と思われる数字は“被本塁打率”にも現れています。そこで今回は被本塁打率が低い投手を比較するとともに、彼らから本塁打を放っている打者にも焦点を当てていく。
まずは投手側サイドから“被本塁打率”をまとめていく。被本塁打率とは、投手が9イニングを投げた際の被本塁打数を表したもので、計算式は「(被本塁打数)÷(投球回)×9」となる。
今回は先発投手にフォーカスし、規定投球回に到達している投手を対象とする。すると、ここまで被本塁打率が低い順にオリックスの山本由伸投手(0.290)、日本ハムの伊藤大海投手(0.293)、西武の高橋光成投手(0.426)の名が挙がる。注目すべきは0.3を下回る山本と伊藤だろう。
被本塁打率が0.3を下回るということは、10試合完投(90イニング投球)したとしても、浴びる本塁打の数が「3本以下」ということだ。18勝を挙げ、沢村賞を獲得した山本投手の昨季の被本塁打率が“0.325”だったことからしても「被本塁打率が0.3以下」であることのすごさが伝わるだろう。
今季、山本投手の被本塁打は6本、伊藤投手の被本塁打は5本となれば、一体その“レア”なホームランは誰が打ったというのだろうか。
パの本塁打キングが逃さなかった、パのエースの“失投”
まずは8月26日に行われたオリックス対西武戦。山川穂高内野手はこの試合、山本から2打席連続で三振を喫していた。オリックスが1点リードで迎えた7回先頭で打席が回ってきた。山本からすれば「本塁打だけが許されない場面」。低めの投球を徹底し、3球でカウントを1-2と整える。
しかし、ここで山川選手の実力が光る。丁寧に投じられる低めのボール球には反応せず、カウントを3-2まで持っていく。山本投手が投じた7球目の真っすぐはわずかに浮き、パの本塁打キングは見逃すはずもない。打球はレフトスタンドへ突き刺さる同点弾となった。
次は伊藤大海投手が楽天の小郷裕哉外野手から浴びた一発を振り返る。
9月2日の楽天対日本ハム戦。0対0で迎えた3回、打席に立った小郷には今季4度目のスタメン出場ながら“勢い”があった。初球から積極的にスイングしファール。その後カウントが3-1となってから迎えた5球目にも、“見逃す”という選択肢はなかった。豪快に引っ張った打球は、そのままライトポール際へ消えていった。
シーズンもいよいよ大詰め。この「本塁打を打たれにくい」投手たちが抑える姿、そしてその投手を攻略していく打者の姿も楽しみにしながら、試合を見ていきたい。(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)