卓球のWTTコンテンダーアルマトイ<9月13~18日/カザフスタン・アルマトイ>が行われ、早田ひな(日本生命)が女子シングルスと女子ダブルスで2冠を達成。また男子では篠塚大登(愛知工業大学)がベスト4入りを果たした。 女子シングルスを制し…

 卓球のWTTコンテンダーアルマトイ<9月13~18日/カザフスタン・アルマトイ>が行われ、早田ひな(日本生命)が女子シングルスと女子ダブルスで2冠を達成。また男子では篠塚大登(愛知工業大学)がベスト4入りを果たした。

 女子シングルスを制した早田は、初戦で世界卓球2021女子ダブルス3位の銭天一(中国)をストレートで下すと、準決勝では平野美宇(木下グループ)との日本人対決に勝利。

 決勝でもベテランを相手に危なげない試合運びで優勝を果たした。

 また平野と組んだダブルスでも抜群のコンビネーションを見せて、準々決勝では中国ペアを撃破し、決勝も韓国の主力ペアを相手にストレート勝利。

 シングルスでは早田に敗れた平野も、1・2回戦で中国選手を連破するなど、日本女子の黄金世代コンビ"みうひな"が単複で強さを見せつける結果となった。

 日本男子勢は篠塚が大躍進。

 1回戦で世界卓球2017男子シングルス3位の李尚洙(韓国)を撃破し、また中国選手にも2連勝。準決勝ではドイツのカットマン・フィルスと大接戦を繰り広げたが、ゲームオール13-15で敗れて決勝進出はならなかった。

 上位進出が期待された丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)は2回戦で中国選手に敗れ、また宇田幸矢(明治大学)も予選トーナメントで中国選手に逆転負けを喫した。

■男子シングルス

優勝:フィルス(ドイツ)
準優勝:林昀儒(台湾)
3位:篠塚大登(日本)、梁儼薴(中国)


■女子シングルス

優勝:早田ひな(日本)
準優勝:ユ・フ(ポルトガル)
3位:平野美宇(日本)、ヤン・シャオシン(モナコ)

■男子ダブルス
優勝:林昀儒/廖振珽(台湾)
準優勝:ファルク/シェルベリ(スウェーデン)
3位:イ サンス/アン ジェヒョン(韓国)、KURMAMBAYEV/ZHOLUDEV(カザフスタン)

■女子ダブルス
優勝:早田ひな(日本)/平野美宇(日本)
準優勝:チェ ヒョジュ/シン ユビン(韓国)
3位:陳思羽/黄怡樺(台湾)、ZENG Jian/ZHOU Jingyi(シンガポール)

■混合ダブルス
優勝:林昀儒/陳思羽(台湾)
準優勝:徐海東/呉洋晨(中国)
3位:イム ジョンフン/シン ユビン(韓国)、プレテア/ディアコヌ(ルーマニア)

【日本選手の結果(最終ラウンドの対戦記録)】

■男子シングルス
篠塚大登【ベスト4】3-4 フィルス(ドイツ)
丹羽孝希【2回戦敗退/ベスト16】1-3 陳垣宇(中国)
宇田幸矢【予選2回戦敗退】2-3 厳升(中国)

■女子シングルス
早田ひな【優勝】4-1 ユ・フ(ポルトガル)
平野美宇【ベスト4】1-4 早田ひな

■女子ダブルス
早田ひな/平野美宇【優勝】3-0 チェ ヒョジュ/シン ユビン(韓国)

※男子ダブルスと混合ダブルスは日本選手不参加