来シーズンが現役ラストイヤーになる可能性もロケッツとの西カンファレンス準決勝第2戦で左足大腿部の腱断裂という重傷を負い、そのままプレーオフ全休でシーズンを終えたスパーズのトニー・パーカー。フランスの『L'Equipe』に対し、「来年…

来シーズンが現役ラストイヤーになる可能性も

ロケッツとの西カンファレンス準決勝第2戦で左足大腿部の腱断裂という重傷を負い、そのままプレーオフ全休でシーズンを終えたスパーズのトニー・パーカー。フランスの『L'Equipe』に対し、「来年1月に復帰する際は、ベストなプレーを見せる」と語った。

スパーズはロケッツとのシリーズに勝ち上がり、ウォリアーズとカンファレンス決勝で対戦したが、エースのカワイ・レナードも負傷離脱した結果、1勝もできないまま屈辱のスウィープ負けという結果に。

もしレナードがケガをせず、プレーオフに入り状態を上げていたパーカーが出場し続けていたら、ウォリアーズとのシリーズはもつれたと言う声は多い。誰よりも負傷離脱を嘆いたパーカーは、ケガをした瞬間についても、こう述べている。

「ケガをした瞬間、ものすごく悔しかった。調子はすごく良かったし、ファイナルに勝ち進んで優勝するチャンスがあると感じていた。コーチ(グレッグ・ポポビッチ)のプランは完璧に機能していたんだ。プレーオフでは1試合20~25分くらいプレーしていて、メンフィス(グリズリーズ)とのシリーズでも状態が良かったから」

35歳のパーカーは、2016-17レギュラーシーズンで平均10.1得点、4.5アシストを記録。年齢から来るスピードの衰えは否めないものの、スパーズにとっては代わりのいない先発ポイントガードとして、そして優勝を知るベテランとして、頼りになる存在だ。

昨秋にティム・ダンカンが引退。今夏にはマヌ・ジノビリもコートを去る決断を下すかもしれない。そしてパーカーも、契約最終年となる来シーズンが現役ラストイヤーになる可能性はある。

だが、まだパーカーの意欲は消えていない。まずはケガを完全に治し、身体をイチから作り直して、来シーズン後半戦から再び爆発力のあるプレーを披露してもらいたい。