(C)Getty Images フィギュア界のレジェンド・羽生結弦の「決意表明」から早2ヶ月。一つの時代が過ぎ去ったフィギュア界は、まもなく新しい時代の幕開けともいえるシーズンが始まる。そんな新時代の幕開けを前に、元フィギュアスケー…

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 フィギュア界のレジェンド・羽生結弦の「決意表明」から早2ヶ月。

一つの時代が過ぎ去ったフィギュア界は、まもなく新しい時代の幕開けともいえるシーズンが始まる。

そんな新時代の幕開けを前に、元フィギュアスケーターの小塚崇彦氏と高橋成美氏がスポーツアンカー田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に登場。

プロに転向する羽生について、それぞれの思いを口にした。

【動画】小塚崇彦と高橋成美が語る、プロに転向する羽生結弦は一味違う!?


2022年7月19日に会見を開き、現役引退ならぬ「決意表明」を口にした羽生。会見では、その決断について、直前まで周囲にほとんど漏らさなかったとしているが、2人はどのタイミングでそれを知ったのだろうか。

かつて共にフィギュアスケート男子シングルの一時代を築き上げた小塚氏は、

「フィギュア界ではなんとなく今シーズンまでなんじゃないかという情報は流れていました。ただ、実際に彼自身の意志を聞いたのは皆さんと一緒。会見の時ですね」

と、会見時に初めて知ったと告白。一方の高橋氏は

「私もなんとなくは聞いていました。ただ、こんな新しいプロの転向の仕方をするとは想像していなかったです」

と、驚きを感じたという。

羽生がもたらした「新しいプロ転向」とは

そんな髙橋氏が口にした「新しいプロ転向」。実際、どのようなところに新しさを感じたのだろうか。

「プロというものを、選手生活が終わった次のステージという風に捉えていると思いますが、彼はそのステージではないところのプロに行ったような感じがしています。『僕もっと練習するからみんな見ていてね、とか、これからもっと上手くなるよ』というのは、すごく新しいなと思いました」

これについて、羽生とほぼ同じ27歳で現役引退を表明した小塚氏は、フィギュア界の「プロ・アマチュア」の線引きを踏まえてこのようにコメントをしている。

「これまでの感覚でいうと、プロはアイスショーに出演し、どちらかというと表現を磨いていくというイメージが強かった。エンターテイメントだったり、お客様をいかに喜ばせるかですね。一方でアマチュアと呼ばれる試合に出ていた選手たちは、ジャンプやスピン、ステップなど、技術を磨いていくイメージが強かったです。ただ、今回の羽生選手に関していうと、ジャンプも磨いていく、というように言っていたので、いつもと違う感覚ですね。競技には出ないけど技術は磨いていくプロですね」

これまでのフィギュア界における、プロアマ概念を覆したともいえる今回の羽生のプロ転向。

このほか動画内では、羽生を幼い頃から見ていた高橋氏が語る羽生のすごさ、さらには両氏の引退決意時の思いなども語られている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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