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9月16日、Alpen TOKYO(東京都新宿区)で富樫勇樹(千葉ジェッツ)がトークショーを行った。このイベントには、同店で一定の金額以上購入した先着20名が間近で観覧できるとあって、熱心なファンは数時間前からお店に駆けつけたという。また、週末のプライムタイムでの実施ということもあり、店内を行き交う人たちも足を止めるシーンが見受けられた。
主催した日本シグマックスは、スポーツ向けサポート・ケア製品ブランド「ZAMST(ザムスト)」を展開。富樫は太もも、腰回りへのダメージを軽減するパッド付のショーツ、「ザムスト BRAVE-PAD SHORTS」の開発に携わっている。パッドの厚さや位置には「細かくお願いした」と開発秘話を語り、「これを装着していないと、怖くくらい」と厚い信頼を置いている。
イベントはトークショーの他、富樫直筆のサイン入りTシャツが当たるじゃんけん大会、ツーショット撮影会、集合写真撮影と盛りだくさん。コロナ禍の中、なかなか実施できなかったファンと対面での開催ということもあり、富樫自身も「これだけファンと間近に交流できるのは久しぶり」と、約1時間という短い時間を楽しんだ。
「こんなに早く一緒に日の丸をつけるとは」と河村勇輝を評価
リラックスした雰囲気の中で行われたトークショーでは、今夏の代表活動の話題に。印象に残っているチームメートは誰かという問いに「須田侑太郎選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)」と即答。7月に行われたFIBAアジアカップ予選リーグのシリア戦で、9本の3ポイントシュートを決め、1試合で自己最多となる33得点を挙げたそのパフォーマンスをピックアップした。「練習の時から本当にシュートが入っていたので、『調子はいいな』と思っていましたが、あれだけ入るとは」と、その試合を振り返った。
また、「こんなに早く一緒に日の丸をつけるとは思わなかった」と語ったのは河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)について。河村の将来性については以前から高く評価していた富樫だが、「彼が高校の時、天皇杯でマッチアップしましたが、きっと年齢的にも自分が代表から離れた後を託すんだろうなと思っていました」(富樫)。しかし、トム・ホーバス男子日本代表ヘッドコーチからの評価も高い河村は代表に定着したとも言える。年齢的にもう少し近ければ(富樫29歳、河村21歳)、河村の活躍を「気になったかもしれない」と語る先輩司令塔は、「来年のワールドカップに向けていい準備ができた夏でした」と総括した。
新たな千葉を見てもらえるはず
一方、自チームの千葉は昨年まで指揮を執っていた大野篤史HCがチームから離れた。大野HCと二人三脚で千葉を強豪チームに引き上げたとも言えるのだが、富樫はそれに「甘えがあったかもしれない」と振り返った。「どんなに調子が悪くても出してもらえると思っていました。それは信頼があってのことですが、反対に言えば甘えだったとも言えるかもしれません。でも今季は出場時間を勝ち取るところから始めなければいけない。そういう意味では心境も変わりました」と、来るシーズンに向けて決意を新たにしているようだ。
代表活動はあったものの、コンディション的には問題なないと富樫は語る。さらに新たに指揮を執るジョン・パトリックHCのバスケにフィットする必要はあるが、「開幕にきっちりと合わせていきたい」と、序盤からエンジン全開でシーズンに臨むことになる。
「早く声を出せるアリーナに戻ればいいと思いプレーします。目標は優勝。新たな千葉を見てもらえると思います」と富樫らしく自然体で目標を語る。加えて、シーズンが終われば間近に迫るワールドカップ2023についても言及。
「前回(2019年大会)は残念ながらケガでプレーできませんでした。だからこそレベルアップして大会に臨みたい」と意気込んだ。