WTTコンテンダーアルマトイ(9月13~18日/カザフスタン) 最終日の18日、女子シングルス決勝で早田ひな(日本生命/世界ランク6位)がユ・フ(ポルトガル/同24位)をゲームカウント4-1で下し、優勝を果たした。

 準決勝で平野美宇(日本生命)を4-1で破り、決勝に進んだ早田。その相手は2019年にヨーロッパ競技大会で優勝している、43歳のベテランだ。トップ戦線では数少ないペンホルダー選手。

 出足からペンホルダーが苦手とするバック側を攻める早田。ときおり空いたフォア側を抜いて守備範囲の狭いユを崩し、1ゲーム目は早田が11-8で先制。

 だがユも反撃。回転が読みづらく、ときにフォア側へ大きく曲がるハイトスサーブに加え、シェークハンドとは球質が違うペン特有のフォアドライブで押し込まれ、2ゲーム目は取り返される。

 しかしゲームが進むにつれ、徐々に対応する早田。長いラリーになれば早田が次々と得点し、ミドル攻撃も効いて3、4ゲーム目を5点と6点で連取する。

 第5ゲームも最後はツッツキで決めて優勝。早田は9月30日から始まる世界卓球へ、大いに弾みをつけた。

<WTTコンテンダーアルマトイ 女子シングルス決勝>
早田ひな 4ー1 ユ・フ(ポルトガル)
11-8/8-11/11-5/11-6/11-7



【早田ひな 勝ち上がり】
■決勝
早田ひな 4-1 ユ・フ(ポルトガル)
11-8/8-11/11-5/11-6/11-7

■準決勝
早田ひな 4-1 平野美宇(日本)
7-11/12-10/11-8/11-2/11-8

■準々決勝
早田ひな 3-0 セーチ(ルーマニア)
11-4/11-7/11-7

■2回戦
早田ひな 3-0 ベリストレム(スウェーデン)
11-8/11-6/11-9

■1回戦
早田ひな 3-0 銭天一(中国)
11-7/11-9/11-4