住友生命東海C第2日 女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシック第2日が17日、愛知・新南愛知CC美浜C(6502ヤード、パー72)で行われた。3位で出た19歳・桑木志帆(岡山御津CC)は、5バーディー、2ボギ…

住友生命東海C第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシック第2日が17日、愛知・新南愛知CC美浜C(6502ヤード、パー72)で行われた。3位で出た19歳・桑木志帆(岡山御津CC)は、5バーディー、2ボギーの69で通算8アンダーとし、4位で最終日を迎える。昨年6月の最終プロテストに合格した新人。11アンダーで首位の尾関彩美悠(フリー)も同じ岡山県出身のルーキー同士だが、桑木の方が1学年先輩。「優勝を狙います」と燃えている。

 首位に3打差のフィニッシュ。桑木は前向きに捉えていた。

「前の時は5打差がありましたが、まだ(今回の方が)チャンスはあると思うので、絶対に優勝を狙います」

 桑木は5月のリゾート トラストレディスで、最終日を首位の小祝さくらに5打差の3位で迎えた。初めての最終日最終組で緊張しながら69で回り、優勝した小祝との差を3打差に縮めて4位で終えた。その際、「次のチャンスは生かしたい。同期合格の中では、一番最初に優勝したいです」と話していた。

 しかし、8月に同期の岩井千怜が2週連続優勝。前週の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯では、1学年下の川崎春花がツアー初優勝を飾った。そして、今大会では同郷でジュニア時代からのライバル、尾関が首位に立っている。だからこそ、この日のラウンド終了時から闘志が湧いていた。

「同期とか1個下の子とかが優勝していたら、刺激にもなるし、自分も頑張らなければと思いますし、悔しいなと思います。今回はチャンスをつかみたいです」

 試合には、父・正利さんが必ず帯同している。4歳から二人三脚で歩んできた父に、桑木は「今度こそ」晴れ姿を見せるつもりだ。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)