今週は中山競馬場でセントライト記念(芝2200m)が行われる。
菊花賞トライアルとして施行されるレース。春の牡馬クラシックを制したジオグリフ、ドウデュースの2頭が不在と少々寂しい印象もあるメンバーだが、昨年は前走ダービー組が1頭も馬券内に入れず波乱決着に。高配当出現に期待しつつ、過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに、有力馬と穴馬候補を紐解いていく。
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■「馬券内率88.9%」が後押し
弥生賞を制し、一躍クラシック戦線の主役候補に名乗りを上げた春競馬。その後は皐月賞5着、日本ダービー3着とその力を示したのがアスクビクターモアだ。GI出走に十分な賞金を持っていることから次を見据えたレース運びも想定される馬だが、今回取り上げたいデータはこちら。
・皐月賞5着内かつ中山芝重賞勝利実績あり【4.3.1.1】
馬券内率は88.9%。このデータに該当しつつ馬券外に敗れたのは昨年のタイトルホルダーだが、当時のレースを振り返ると直線でまったく追うスペースがなく敗れていた。参考外で良いだろう。得意の中山で菊花賞の展望が拓けるレースを期待したい1頭だ。
■ローシャムパークにのしかかる「0%」の正体とは
年明けに未勝利を脱出し、中山芝2000mの前走山藤賞は2着に7馬身差の圧勝。確かなポテンシャルを発揮しその可能性を示したローシャムパーク。
その山藤賞以来の休み明けとはいえ、鞍上はC.ルメール騎手。トップジョッキーの手綱捌きとノーザンファーム生産馬の「仕上げ力」をもってすれば休み明けも苦にならないと思われるかもしれないが、今回は別の角度から思わぬマイナスデータが出現した。
・本レースにおけるハービンジャー産駒の成績【0-0-0-7】
勝ち馬はおろか、馬券内に入った馬もいまだゼロ。「馬券内率0%」という結果は予想外と言えよう。このなかには3人気内馬が2頭含まれており、決して人気薄の母数で押し上げた数字でもなく、気になるマイナスデータと言わざるを得ない。なお、このレースはハービンジャー産駒のみならず父ノーザンダンサー系が不振傾向。こちらも気に留めておきたいところだ。
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022セントライト記念-全頭分析編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。



























