ゴルフ界の19歳新星・川崎春花、初V直後は空腹我慢できず「家族で来来亭に行った」

住友生命東海Cが16日開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシックは16日から3日間、愛知・新南愛知CC美浜C（6502ヤード、パー72）で行われる。15日のプロアマ戦後には、前週の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初優勝を飾った川崎春花（フリー）が会見。優勝直後は車で約40分の自宅まで空腹を我慢できず、全国チェーンのラーメン店「来来亭」に家族で行ったことなどを明かした。

　新ヒロインとなった川崎は、優勝会見と同様に報道陣をほのぼのとさせた。優勝直後は「お腹がすきました。母の作ったお味噌汁が飲みたいです」とコメント。その確認をする質問が出ると、ニコリと笑った。

「（空腹を）我慢できず、家族で帰りに来来亭に行きました（笑）。昔から家族で好きでよく行くんです。おいしいんですよ。私は特にチャーハンが好きなんですけど、あの日は冷麺だけ食べました」

　メジャー優勝で3年のシード権を獲得。下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場だったのが、レギュラーツアーに毎試合出場できるようになった。3年シードを使用する期間は本人次第だ。

ツアー通算29勝レジェンドからも祝福

　祝福メッセージが約300件届き、自宅には花が続々と届いた。注目度が一気に上がり、14日は大会前夜祭に初出席。この日はツアーで初めてプロアマ戦に出場した。「前夜祭は皆さん華やかで素敵でした。『綺麗だな』と思いましたし、楽しかったです」と笑みを浮かべた後、置かれた立場を考えて真顔になった。

「自分では注目されているとは思わなかったのですが、今後は見られている意識などをしっかりと持って、行動もわきまえていきたいと思います」

　初日は、前年女王の西村優菜（スターツ）、メルセデス・ランクで首位を走る山下美夢有（加賀電子）と同組に。2人は同じ関西ゴルフ連盟（KGU）ジュニアチームの先輩だが、「雲の上のような存在」だったという。しかし、大きな1勝で2人と同じ「注目プロ」になった19歳。かつての師匠でツアー通算29勝の吉川なよ子からも、父親を通して祝福のメッセージが届いた。「私も29勝を目標にしたいです」。まずは2勝目を目指していく。（THE ANSWER編集部）