ルード「全て出し切った」

テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は１１日、男子シングルス決勝が行われ、第５シードのＣ・ルード（ノルウェー）は第３シードのＣ・アルカラス（スペイン）に4-6, 6-2, 6-7 (1-7), 3-6で敗れ、ノルウェー人男子選手として初のグランドスラム優勝の快挙はならなかった。
ルードは試合後の記者会見で「プレーするのも見るもエキサイティングな試合だったと思う。楽しいラリーが多く、楽しいショットがたくさんあった。もちろん思い通りにいかなくて最後はがっかりしたけど、そういうものだよ」と語った。
「カルロスは、本当に必要なときにステップアップした。特に第３セットでは、自分に有利な展開になりそうなところまでいった。セットポイントもあったけど、ケアしきれなかった。ただ、彼はそのポイントであまりにも良いプレーをしたんだ。これまで何度も見てきたように、彼は必要なときにステップアップしていく。接戦になると、素晴らしいショットを繰り出してくるね」
「全ては彼の功績だよ。同時に、この試合と２週間を誇りに思う。僕は全てを捧げて、コートで全てを出し切った。２週間を通して驚異的なテニスができた。このサーフェスでは、おそらく今までで最高のテニスだったと思うよ。だから最終的にはとても満足しているんだ。またグランドスラム獲得の機会があることを期待しているよ」
またグランドスラム優勝のために必要なことを問われると、「グランドスラムの決勝に進めば、相手が誰であってもネットの反対側には偉大なプレーヤーがいることは明らかだと思う。ローラン・ギャロスでは、ラファに勝てるとはとても思えなかったんだ。今日は簡単ではなかったけれど、より信じることができた。 この２大会で、グランドスラムで勝つという自信がついたような気がするよ。この２つの経験が僕の助けになることを願っている」と語った。
また冗談交じりに「もしまたグランドスラムの決勝に進むことがあったら、スペイン人選手とは対戦したくないね。彼らはグランドスラムの決勝で何をすべきか知っている。スペイン人選手以外を期待しよう」と笑顔で話した。
１２日発表の世界ランキングでアルカラスは史上最年少で１位に、ルードは自己最高の２位に浮上する。
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