世界で勝てる選手にいずれなる。最強"黄金世代"最後のひとり早田ひな(日本生命)。

4歳から早田を指導する石田眞行氏は「必ずしも順風満帆ではなかった。伊藤美誠、平野美宇に置いていかれていた」そう語る。

視線の先にはいつも二人の天才がいた。

「同世代であんなに強い子がいるんだと感じて、自分はまだまだだなと思ったけど、最後に追い抜ければいい」

東京五輪落選。その時は簡単には訪れなかった。

「ここで1勝できていたら私の人生変わっていたのかな、とか。私もあそこに行きたいなとやっぱり思った」

練習は不可能を可能にする。

あの時の道しるべは、あの頃のまま。一歩ずつ、前へ。

2020年全日本選手権初優勝。2021年アジア選手権初優勝。

このレベルまで成長できたのは"みうみま"のおかげ。いざ、最強世代の先頭へ。