テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードのO・ジャバー(チュニジア)を6-2,7-6 (7-5)のストレートで破っ…

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードのO・ジャバー(チュニジア)を6-2,7-6 (7-5)のストレートで破って大会初優勝を成し遂げるとともに、四大大会3勝目を達成した。また、ポーランド人女性選手として初の全米オープン制覇となった。
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決勝戦の序盤、21歳のシフィオンテクは少し硬い動きをするジャバーに対し攻め込み、第2ゲームで先にブレークを奪うことに成功。3ゲームを連取してスタートダッシュし、主導権を握った。第5ゲームでブレークを返されたものの、直後の第6ゲームで再びブレーク。ファーストサービスが入る確率が90パーセントを記録するなど、サービスゲームでその後隙を見せることなく第1セットを先取した。
第2セット、流れを渡すことのなかったシフィオンテクは第1セット同様に第2ゲームで先にブレーク。第5ゲームで再びブレークバックを許したものの、第6ゲームではラリー戦を制しブレークに成功。しかし、第7ゲームで再び挽回されるシーソーゲームとなる。ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームでは3度のブレークポイントを握られるもこれを凌ぎキープすると、タイブレークではミニブレークの応酬を制し1時間50分でタイトルを獲得した。
試合後の表彰式でシフィオンテクは「なんで優勝できたのかまだよく分かっていないの。大会が始まったときからぜひチャレンジしてみたいと思っていた。グランドスラムで勝つことは簡単じゃない。ローラン・ギャロスに続いて全米でも優勝を飾ることができた。本当に、勝つことができて夢心地よ」とコメント。
また、ポーランド人女子選手として初めて全米オープンを制したことについて問われると「え、そうなの?初めて知った。本当に凄いこと。声援を送ってくれて本当にありがとう。今はみんなで力を合わせて戦っていかなくてはいけない時期。私の勝利でみんなの気持ちがひとつになってくれればうれしい。スポーツにはそれができる力がある。みんなが全力を尽くしたと思う。良い人でありたいし、良い模範でありたいと思っている」と答えた。
シフィオンテクはこの優勝で、2020年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、今年6月の全仏オープンに続き四大大会3勝目となった。
一方、敗れた28歳のジャバーは7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)から四大大会2大会連続の準優勝。アフリカ人女性選手で初のグランドスラム制覇を狙っていたが、今大会も決勝で阻まれることになった。
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