フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日〜6月11日/クレーコート)の大会3日目、男子シングルス1回戦。 マルティン・クーリザン(スロバキア)に6-7(4) 3-6 6-4 6-0 4-6で敗れたあと、ローラン・ロコリ(…

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日〜6月11日/クレーコート)の大会3日目、男子シングルス1回戦。

 マルティン・クーリザン(スロバキア)に6-7(4) 3-6 6-4 6-0 4-6で敗れたあと、ローラン・ロコリ(フランス)はワイルドカード(主催者推薦枠)に敬意を表さなかった。

 22歳のロコリは1回戦で敗れただけでなく、試合後に対戦相手と握手することを拒否したのだ。

 フルセットの激戦の末に敗れたあと、ロコリはネットに行ってクーリザンを待つことをしなかった。クーリザンが近づいていくと、ロコリはジェスチャーで、彼に近づきたくないと思っていることを示して見せた。

 ロコリはのちに、自分に敬意を見せなかったのはクーリザンのほうだと言った。なぜならクーリザンは試合を通し、故障をしているふりをし続けていたからだとロコリは言う。

「彼はドロップショットを追っていなかったし、少なくとも2回以上、脚が痛んでいるふりをしていた。それから5セット目になったら急にウサギみたいに走り回り始めた」とロコリは言った。「そのあとに、その彼が敬意について僕に言うなんて、やってられないよ」。

 第5セットでクーリザンは、自分に5-2のリードを与えることになったロコリのダブルフォールトを祝って喜びの叫びを上げ、その直後にふたりの選手はコート上でトゲのある言葉を交わし合っていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「全仏オープン」1回戦を戦ったあと、相手のマルティン・クーリザン(スロバキア/左)との握手を拒否したローラン・ロコリ(フランス/右)

Photo: Laurent Lokoli refuses to shake the hand of his opponent after losing to Martin Klizan during day 3 of the French Open at Roland Garros on May 30, 2017 in Paris, France. (Photo by Dave Winter/Icon Sport)