■メイケイエール
【中間調整】3歳時は桜花賞で抑えが利かず“暴走”の末の最下位大敗などがあったが、池添謙一騎手が懸命に競馬を教え、また馬具の工夫などもあり折り合い面の進境は著しい。前走の京王杯SCは気持ち長い1400m戦だったが、好位でなんとか我慢し、直線で抜け出す正攻法で勝ち切った。重賞勝ちを5まで伸ばした後は秋のビッグタイトル獲りを視野に休養、当初からの予定通りこのセントウルSから復帰する。8月10日に栗東へ戻り、13日に坂路14-14を消化。17日に坂路2F12秒8-12秒1(馬なり)と、早い段階で鋭い動きを見せており牧場でのケアは順調だったっようだ。渋って走りにくい馬場でも素軽く動けたあたり、精神面で大人になったことも窺い知れる。以降坂路とCW併用で入念に仕上げられ、31日の1週前追いではCW単走で序盤に溜めるだけ溜め、ラストだけスッと弾けさすという春と同じパターンをしっかり踏襲。2週前とほぼ同じペース、同じコースをトレースするかのように進み、軽快に脚を伸ばした。その後、土曜の坂路追いで速い時計を出ししっかり心肺機能の底上げも行っている。
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【最終追い切り】主戦・池添謙一騎手が騎乗し、いつも通りCW単走で総仕上げ。これまで教え込んできたことを確認するように序盤は落ち着いて入り、時計となったのは残り4Fあたりから。若干だけ頭が高いが許容範囲。直線に入ってからは、鞍上がアクションせずとも馬自ら気持ちを乗せ、ブレのないシャープなフォームから豪快に伸びた。まったくの馬なりで、素軽さ満点。
【見解】重装の兵士を思わせる装具の数々が効果を発揮していることもあるだろうが、やはりそれ以上に手間ひまを掛け競馬を教え込んできたことが攻めの順調さ、そしてレースの結果に結びついている。休養を挟んでより大人になってきており、2週前、1週前とVTR再現を思わせる同じリズムでの調整ができていたのも好感。最終追いでは主戦としっかり気持ちが通い合っていたし、踏み込みも力強く態勢は万全。勝ち負け必至だ。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■セントウルステークス2022 調教動画(メイケイエール)


























