現在54本塁打のジャッジを英国の新聞大手「ザ・ガーディアン」が特集 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は現在54本塁打…
現在54本塁打のジャッジを英国の新聞大手「ザ・ガーディアン」が特集
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は現在54本塁打を放ち、シーズン64発ペースと打ちまくっている。リーグ記録61本塁打の更新も十分可能で、エンゼルスの大谷翔平投手との“MVP論争”も加熱するばかり。そんなジャッジを、イギリス紙までもが特集。契約についても触れている。
英国の新聞大手「ザ・ガーディアン」が「2億1350万ドルのオファーを退けたアーロン・ジャッジ、次はHR記録更新へ」との見出しで掲載した。シーズン前、ジャッジはヤンキースからの7年2億1350万ドル(約307億5000万円)の契約延長を断っていた。同紙は「もしかするとジャッジ以上に大きな賭けに出た人はいなかったかもしれない。そしてその賭けが当たり、多くの配当を得ようとしている」と指摘した。
現在ジャッジは135試合で54発。シーズンに換算すると64本ペースで、同じヤンキースでプレーしていたロジャー・マリスが1961年にマークしたア・リーグ記録の61本を塗り替えることも期待されている。今季はメジャー全体の本塁打数が少なくなっており、ナ・リーグ1位で両リーグでは2位のカイル・シュワーバー(フィリーズ)の36本と18本差もついていることからも、いかにジャッジがアーチを量産しているかが分かる。
2018年から2020年は故障続き…「健康面でも賭けだった」
それは決して“ラッキー”ではない。打球速度95.7マイル(約154キロ)はMLBトップ。スタットキャストの指標で、どの球場でもスタンドインする“文句なしの本塁打”も33本を数え、2位に13本差を付けている。身長201センチ、体重128キロ誇るが「非常に体格がよくパワーもあったが、マイナー時代にバッティングスタンスを狭めたりスイングをコンパクトにすることを強いられたこともあり、他の選手より遅咲きだ」と歩みを説明。2016年にデビューし、2年目に当時のルーキー記録である52本塁打を打ってブレークしたときには25歳だった。
シーズン前、契約延長話を断ったのは、ジャッジにとっては「健康面でも賭けだった」と同紙は述べる。昨年はチーム162試合の9割以上に出場も、2018年から2020年までの3年間は手首からふくらはぎまであらゆる箇所の怪我で何度もIL入り。60試合制だった2020年はわずか28試合出場にとどまっている。2021年から2022年にかけて健康な状態が続いているが、これは大幅な年俸アップに向けて完璧なタイミングといえる。「今季終了後ジャッジがFAになれば、ファンはいくら払ってでも彼を取り戻すようキャッシュマンGMに迫るだろう。それが5億ドル(約720億円)近くになったとしても、ジャッジは少しずつヤンキースの歴史にその名を刻み始めている」とした。
また、ヤンキースはア・リーグのシーズン本塁打記録は自軍の選手が打ち立てたものという伝統を維持したいこと、ジャッジは通算本塁打数でも現在12位でヤンキースに残ればドン・マッティングリーやデレク・ジーターにも届きそうであること、ヤンキースにとっては1990年代から2000年代にジーターが率いていたとき以来となる生え抜きのスターであること、ジャッジはジータータイプの選手でもあること、といった理由をあげ「彼は静かにやるべきことに取り組み、間違ったことは言わずに仕事をこなし、態度で示す。彼がヤンキースと再契約すれば、ジーター以来のチームキャプテンになる可能性がある」と大きな期待を寄せた。(Full-Count編集部)