チェルシーが下降線を辿ってしまっている。 6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)開幕となるディナモ・ザグレブ戦で1-…

チェルシーが下降線を辿ってしまっている。

6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)開幕となるディナモ・ザグレブ戦で1-0の敗戦を喫したチェルシー。この試合がトーマス・トゥヘル監督の就任から100試合目の節目だったが、白星で飾ることはできなかった。

トゥヘル監督は昨年1月、フランク・ランパード前監督に代わって就任。前任のシステムを一新し、堅守速攻をベースとしたスペクタクルなチームを築き上げると、4カ月後にCL制覇を達成。ドイツ人指揮官の地位と名声は一気に高まることになった。

その勢いは昨シーズンも続いたが、年末辺りから陰りが。リーグ戦では引き分けや敗戦が目立つようになり、今季のCL出場権獲得は薄氷の上に成り立っていた。

そして、今季はさらに低迷を極め、リーグ戦ではすでにリーズとサウサンプトンに黒星をつけられており、完全にスタートダッシュに失敗。そこにザグレブ戦の敗戦が重なり、いよいよ危機的状況に踏み込みつつある。

サッカーの様々な記録を管理する『Opta』によれば、チェルシーはこの100試合で前半50試合の失点が24点であるのに対し、後半の50試合では53失点と、守備のパフォーマンスが非常に落ち込んできている。

特に守備面では、今夏に大枚をはたいてヴェスレイ・フォファナやカリドゥ・クリバリ、マルク・ククレジャを獲得しただけに、エクスキューズは利かない状況だ。

果たして百連戦魔の智将トゥヘルは、今後どのような解決策を見出していくのだろうか。