今夏の移籍市場でレスター・シティから最大7500万ポンドの移籍金でチェルシーに加入したU-21フランス代表DFヴェスレイ…

今夏の移籍市場でレスター・シティから最大7500万ポンドの移籍金でチェルシーに加入したU-21フランス代表DFヴェスレイ・フォファナだが、早くも疑問符が貼られることになった。

6日にチャンピオンズリーグ(CL)開幕戦でディナモ・ザグレブと対戦したチェルシー。相手の堅守に終始攻めあぐねる展開となり、13分にカウンターから失点を許してしまった。

フォファナが注目されたのはそのシーンで、チェルシーが攻撃を完結させられず、相手のゴール前でボールを奪われると、ザグレブはすかさず前線へロングパス。これを味方が頭で繋ぎ、ミスラフ・オルシッチがおよそハーフピッチを激走し、ゴールを仕留めた。

この時、チェルシーは攻撃に人数を割いていたため、守備は2~3人。ザグレブのカウンターが成功するための好条件は揃っていたが、オルシッチに裏を取られたフォファナの対応が甘すぎたと識者は語る。

イギリスのスポーツチャンネル『BT Sport』で解説を務めた同クラブのレジェンドであるジョー・コール氏は「間違ったポジションにいた」と指摘。

また、マーティン・キーオン氏は「信じられない! フォファナのスピードなら捕まえられると思ったんだが」とコメントし、やはりフォファナの責任が大きい失点だったと振り返った。

確かにカウンター発動時、フォファナはバックステップだったとは言え、スタートラインはオルシッチよりゴールに近い場所で、前を向いて走り出したポイントはほぼ同列だった。

そこからボールを持ったオルシッチに走り負けたため、スピードが懸念されることに。

また、カリドゥ・クリバリに関してもコール氏から厳しい意見が寄せられており、チェルシーは今夏に大金をはたいて獲得した新たなセンターバック2人が揃って批判の的になることになってしまった。