日本生まれのセキ・ユウティンがツアー初V 4日まで行われた女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディスで、セキ・ユウティン(ミツウロコグループホールディングス)が悲願のツアー初優勝を果たした。福井生まれで中国育ちの24歳。通算12アンダーで並ん…

日本生まれのセキ・ユウティンがツアー初V

 4日まで行われた女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディスで、セキ・ユウティン(ミツウロコグループホールディングス)が悲願のツアー初優勝を果たした。福井生まれで中国育ちの24歳。通算12アンダーで並んだ前年女王の吉田優利(エプソン)とのプレーオフを制した。ウイニングパット後のガッツポーズ、その後に流した大粒の涙にファンも感激した様子。実際の映像に「もらい泣きした」「痺れるパット」と反響が集まっている。

 決めれば優勝、緊張の一打を沈めて右手を握った。プレーオフ2ホール目、セキはウイニングパットが決まると同時にガッツポーズ。吉田と健闘を称え合った後、溢れる涙を堪えきれなかった。カメラのフラッシュがたかれる中、24歳は目元を袖で拭いながら初優勝の感激を味わった。

 この姿がファンの心を打ったようだ。日本女子プロゴルフ協会公式インスタグラムは、実際の映像を公開。「セキユウティンのウイニングパット JLPGAツアー初優勝を飾り涙が溢れました」と文面で伝えると、「最後の痺れるパット良くいれましたね」「見ていて感動しました」「スイングの綺麗さが大好きでずっと応援していました!」「涙の初優勝おめでとう!」「もらい泣きしました!!」「いつまでもこの感動と笑顔を忘れずにね!」とコメントが書き込まれていた。

 セキは父の仕事の都合で日本で生まれ、幼い頃に中国へ移住。7歳からゴルフを始め、2017年に日本ツアーに本格参戦した。シード権は獲れなかったが、19年に下部ツアー優勝。レギュラーツアーでもいつ優勝してもおかしくないと期待されていた。ツアー中に仲良くなった日本人選手との会話で日本語も上達。日本のニュース番組を中国語の字幕を付けて見るなど、言葉の壁も乗り越えて悲願を手にした。(THE ANSWER編集部)