男子テニスで世界ランク247位の内山靖崇が主催するUchiyama Cup(北海道/札幌、ハード)が8月28日に開幕。3日にはシングルス準決勝2試合、ダブルス準決勝2試合の計4試合が行われた。昨年、国内ツアーのJTT1として開催された同大…

男子テニスで世界ランク247位の内山靖崇が主催するUchiyama Cup(北海道/札幌、ハード)が8月28日に開幕。3日にはシングルス準決勝2試合、ダブルス準決勝2試合の計4試合が行われた。
昨年、国内ツアーのJTT1として開催された同大会は、今年はITF国際大会(賞金総額25,000ドル)として2大会開催する。
同大会は2021年に内山の故郷である札幌市(札幌市平岸庭球場)で初開催。テニスファンや子供たちにプロテニスを間近に見てもらいたいという想いや、地元北海道への恩返しの想いを込めて開催された。また、昨年はコロナ禍ということもあって無観客での開催となった。
3日に行われたシングルス準決勝では、第1シードの野口莉央(明治安田生命)が第4シードの田沼 諒太(橋本総業ホールディングス)と対戦。6-4, 7-5のストレートで勝利した。

野口莉央
もう一つの準決勝では第5シードの望月勇希(エキスパートパワーシズオカ)と第7シードの関口周一(Team Rec)が対戦。第1セットを0-6で落とした関口が高低差をつけたショットで地道に崩していき、6-2で1セットオールに戻す。ファイナルセット、4-3の第8ゲームで長いデュースを制した関口がそのまま押し切り、決勝進出を決めた。

関口周一
また、ダブルスでは第2シードの川上倫平(マイシン)/ 田島尚輝(やまやコミュニケーションズ)組、第4シードの仁木拓人(三菱電機)/ 柚木武(チームralosso)組が決勝へ進出。日没の可能性が高いことから、決勝は翌日に持ち越された。

川上倫平/ 田島尚輝ペア
シングルス決勝に勝ち上がった2選手の試合後のコメントは以下の通り。
・野口莉央
「(前回田沼選手に負けていたので)今日リベンジできたことがまずうれしいです。常にブレークを先行できていたので、気持ち的には楽にプレーができていたと思います。メンタル面で落ちることがあっても、すぐに切り替えられるようになってきているのが良いところです。ヨーロッパのクレーコートでいい選手、いいサーバーと試合を積んできたので、田沼選手のサービスにも引くことなく、良いリターンを返せたと思います。明日の決勝は相手がどういうタイプかわかっているので、まずはこうやっていこうという作戦を持って臨み、次の手を考えながら、いいテニスをしていきたいと思います」
・関口周一
「よく勝ったな、というのが今の思いです。第1セットは望月のミスが少なく、自分も気になるところがあり、0-6で落としましたが、治療を受けているときに、走る、ラリーする、勝つための判断などにおいて“出し切る”という覚悟を決め、いつかいい時間がくると思って戦っていました。タフな試合が続いていて明日起きた時に体がどうなっているか怖いですが、効率よくポイントを取れる方法を含めコーチの金子(英樹)さんと、どう戦うか話して臨みます。ちなみにITFは28回目の決勝進出で、1日2試合した大会は優勝しているので明日は勝てるよう頑張ります」
3日の試合結果は以下の通り。
シングルス準決勝
(1)野口莉央 6-4, 7-5 田沼諒太
(7)関口周一 0-6, 6-2, 6-3 (5)望月勇希
ダブルス準決勝
(4)仁木拓人/柚木武 6-7 (5-7), 6-1, [10-8] (1)今井慎太郎(イカイ)/望月勇希
(2)川上倫平/田島尚輝 6-2, 7-6 (8-6) 伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス)/田沼諒太
決勝の組み合わせは以下のとおり。
シングルス決勝
(1)野口莉央 vs (7)関口周一
ダブルス決勝
(2)川上倫平/田島尚輝 vs (4)仁木拓人/柚木武
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