インディ500=インディアナポリス500マイルレース決勝から一夜明けた29日・月曜朝9時。インディアナポリス・モーター・スピードウェイでは恒例の優勝者撮影会が行われた。世紀の快挙も実にきわどいものだったことが琢磨の口から明かされた。撮影会で…

インディ500=インディアナポリス500マイルレース決勝から一夜明けた29日・月曜朝9時。インディアナポリス・モーター・スピードウェイでは恒例の優勝者撮影会が行われた。世紀の快挙も実にきわどいものだったことが琢磨の口から明かされた。

撮影会では、磨き上げたマシンをスタート&フィニッシュ・ライン上に置き、佐藤琢磨がカメラマンの要望に応えていく。レースとチームにまつわるあらゆるスポンサーの帽子を被り、最後にはクルー一人一人との記念撮影までこなす。要した時間は実に2時間半だった。

ここで琢磨は前日の勝利が実は薄氷を踏む思いだったことを告白した。「昨日、クルマのアンダーパネルを外すとオイルが漏れていたんです。それもかなりの量が。壊れなくても、もしリヤタイヤにかかったりしていたらスピンしていたでしょう。危なかったです」。

佐藤琢磨(インディ500ウィナー撮影会)《撮影 重信直希》

佐藤琢磨(インディ500ウィナー撮影会)《撮影 重信直希》