テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は1日、世界ランク174位のウー・イービン(中国)が世界ランク104位のN・ボルジェス(ポルトガル)を6-7(3-7), 7-6(7-4), 4-6, 6-4, 6-4…

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は1日、世界ランク174位のウー・イービン(中国)が世界ランク104位のN・ボルジェス(ポルトガル)を6-7(3-7), 7-6(7-4), 4-6, 6-4, 6-4のフルセットで破り、中国人男子選手として同大会で史上初めて3回戦進出を果たした。
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ウーは世界ランク137位のジャン・ジジェン(中国)とともに、予選を勝ち抜いて本戦に出場。中国人男子が全米オープンの本戦出場を果たしたのは、1941年以来81年ぶり、1968年のATPツアーのオープン化以降では初めてのことだった。
ジャンは1回戦で世界ランク117位のT・ファン・ライトーフェン(オランダ)に6-3, 7-6(7-4), 6-7(9-11), 1-6, 4-6に逆転負けを喫した一方、ウーは初戦で第31シードのN・バシラシヴィリ(ジョージア)を6-3, 6-4, 6-0のストレートで破って2回戦に進出した。
2017年の全米オープンジュニアで優勝を飾った22歳のウーは2回戦でボルジェスを破り、初めてのグランドスラム予選出場から、本戦3回戦進出を果たした。
試合後の会見でウーは2回戦の勝利について「グランドスラムで初めての2回戦。ファイナルセットまで自分のレベルを維持できたことは、自分にとって大きな収穫だよ。5セットマッチを戦ったのは人生で一度だけだと思うので、タフだった。人生で2回目、自分でもうれしい」と語った。
「僕はこのグランドスラムで戦えるレベルにあると感じている。これからも健康で、より多くのグランドスラムでプレーできることを願っているよ」
優勝を飾ったジュニアの時との違いを問われると「(ジュニア時代も)いい思い出だよ。これが本当のテニスの世界だから、今回はもっとうれしい。ジュニアは皆、こうなりたいと思っている。ここのジュニアで勝ったら、次はここ(ツアー)でやりたくなるんだ。もうすぐ2週目、まだドローに残ることができてよかった」とコメント。
また、2019年4月から2021年12月までツアー大会に1度も出場していない理由を明かした。
「いや、怪我とまでは言わない。ただ体の一部を痛めていただけだよ。それと新型コロナウイルスの影響で海外遠征をすることができなかったんだ。中国でも独自の大会を開催している。中国の選手同士でお互いに競い合いながら、試合をする関係があることは素晴らしいね。ただ、中国国内では大きな大会やフューチャーズ、チャレンジャーでプレーする機会がなかったんだ。テニスをやめていたわけではないよ。ただ、ここほど高いレベルではないけど」
ウーは3回戦で昨年覇者で第1シードのD・メドベージェフと対戦する。この試合は大会5日目、センターコートのナイトセッション第2試合に組まれた。同コートの第1試合は日本時間3日の8時(現地2日の19時)に開始予定。
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