アーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリン(27)が古巣に帰還するようだ。イギリス『The Athletic』が伝…

アーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリン(27)が古巣に帰還するようだ。イギリス『The Athletic』が伝えた。

バルセロナのカンテラ育ちのベジェリンは、2011年7月にアーセナルのアカデミーに入団。ファーストチーム昇格前にワトフォードへのレンタル移籍を経験し、2014年7月にファーストチームへ昇格した。

攻撃的な右サイドバックとしてスピードを生かしてレギュラーに。アーセナルでは公式戦239試合に出場し9ゴール29アシストを記録。現在所属する選手では、最も古株という状況だ。

しかし、近年は徐々に序列が低下。昨シーズンはレアル・ベティスへとレンタル移籍し、公式戦32試合で5アシストを記録。コパ・デル・レイ制覇にも貢献していたなか、ベティスが買い取れずにアーセナルへと帰還していた。

プレーズン中は起用され、キャプテンマークを巻くなどしていたベジェリンだが、シーズンが始まると居場所はなし。右サイドバックの今シーズンの序列は、イングランド代表DFベン・ホワイト、日本代表DF冨安健洋、ポルトガル代表DFセドリック・ソアレスの次という状況になっていた。

本人もクラブに居場所がないことは理解している中、右サイドバックを補強したい古巣のバルセロナが獲得に動いているとのこと。『The Athletic』によれば、アーセナルはフリーでの移籍を許可したとのこと。さらに、財政難とサラリーキャップの問題を抱えるバルセロナに対し、ベジェリンはサラリーを削減しての移籍に同意しているという。

移籍が成立すれば、ベジェリンはカンテラ時代の2011年以来11年ぶりの帰還に。新天地で輝くことができるだろうか。