ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が29日(日本時間30日)、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「3番DH」で先発出…
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が29日(日本時間30日)、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「3番DH」で先発出場。5回の第3打席で2試合連続アーチとなる29号2ランを放つなど4打数2安打2打点だった。一方、ヤンキースのアーロン・ジャッジも50号ソロを放ち、MVP有力候補同士の“競演”に多くのファンが酔いしれた。両軍合わせて5本塁打が飛び出した試合は、エンゼルスが4-3でヤンキースを下し、4月以来4カ月ぶりとなる4連勝を飾った。
◆【実際の映像】大谷翔平の29号2ランに負けじとジャッジの50号弾
■日本人初の2年連続30号に王手
第1打席は併殺打、第2打席は空振り三振に倒れた大谷だったが、5回2死一塁の第3打席、ついにヤンキースの先発右腕フランキー・モンタスを捉えた。カウント1-2からの外角低めスプリットに対し、態勢を崩されながらもほぼ右手一本でミートし、右中間スタンドへ運んだ。この29号2ランは打球速度102.7マイル(約165キロ)、飛距離398フィート(約121メートル)、角度28度を計測。これで日本人初の2年連続30本塁打に王手をかけた。
試合後、グラウンドでMLBネットワークのインタビューに応じた大谷は「どうやってモンタスのあれだけ低いスプリットを本塁打にできたのか」という問いに対し、「素晴らしいピッチャーで、スプリットも素晴らしいボールです。ただ、今日は(スプリットを)数多く見ることができたので、たまたま最後にいい形になったと思う」と答え、第1、第2打席で多投してきたスプリットの軌道を見極めていたことを明かした。
■満員のスタンド「やりがいある」
また、「多くの観客(44,537人)が入り、ジャッジも本塁打を打って、こういうエキサイティングな試合でプレーするのはどういう喜びを感じるか」という質問には、「見る分にはやっぱり楽しいですし、お客さんもたくさん入ってくれて、選手としてはやりがいのある試合だと思っているので、また明日、明後日と勝てるように頑張りたい」と話し、充実した表情を見せた。
一方、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は試合後、「オオタニが大きなホームランを打って我々を苦しめた。私は彼の才能に対して間違いなくリスペクトしている。しかし、対戦相手を評価することに夢中にはなれない。特に対戦相手が我々を打ち負かしたときには……」と悔しさをかみ殺していた。
■マリスの記録を上回るハイペース
大谷とMVP争いでデッドヒートを繰り広げるジャッジも8回の第4打席に50号を放ち、ア・リーグ記録であるロジャー・マリスのシーズン61本を上回る62本ペースとなった。また、ヤンキースでシーズン50本塁打を複数回記録したのは、ベーブ・ルースとミッキー・マントル、そして、今回のジャッジだけという偉業も達成。
しかし、ジャッジは試合に敗れたことで言葉少なかったようで、50号というマイルストーンについても「数ある数字の中の一つ」とした上で、「素晴らしいことだが、負けたことでちょっと動揺している。数字の話をするのは好きじゃないんだ」と失望した様子だったという。ジャッジはカリフォルニア州出身で、この試合には両親も駆けつけていたというから、勝利を届けることができず、なおさら落胆していたようだった。
ニューヨーク・メディアも憤りを隠せず、『ニューヨーク・ポスト』は「ジャッジの歴史的な夜がショウヘイ・オオタニに台無しにされ、ヤンキースはエンゼルスに敗れる」という見出しを掲げ、悔しがっていた。
◆【実際の映像】大谷翔平、2試合連続の29号2ランに本拠地大熱狂!大谷も笑顔でハイタッチ
◆大谷翔平、11勝目翌日の28号弾含む猛打賞に敵軍メディアも「オオタニがMVP」だと絶賛の声
文●SPREAD編集部
■シーズン本塁打記録(MLB)
順位
本塁打数
選手
達成年
所属
1
73
バリー・ボンズ
2001年
ジャイアンツ
2
70
マーク・マグワイア
1998年
カージナルス
3
66
サミー・ソーサ
1998年
カブス
4
65
マーク・マグワイア
1999年
カージナルス
5
64
サミー・ソーサ
2001年
カブス
6
63
サミー・ソーサ
1999年
カブス
7
61
ロジャー・マリス
1961年
ヤンキース
8
60
ベーブ・ルース
1927年
ヤンキース
9
59
ベーブ・ルース
1921年
ヤンキース
9
59
ジャンカルロ・スタントン
2017年
マーリンズ