フェドカップ・ワールドグループ・プレーオフ(4月16、17日)の「オーストラリア対アメリカ」は、オーストラリア開催で屋外クレーコートで実施されている。 土曜日のシングルスに抜擢されたアメリカのクリスティーナ・マクヘイルがオーストラリアの…

 フェドカップ・ワールドグループ・プレーオフ(4月16、17日)の「オーストラリア対アメリカ」は、オーストラリア開催で屋外クレーコートで実施されている。

 土曜日のシングルスに抜擢されたアメリカのクリスティーナ・マクヘイルがオーストラリアのサマンサ・ストーサーを3-6 6-1 7-5で破り、アメリカに2勝目をもたらした。

 アメリカのメアリー ジョー・フェルナンデス監督はランキングではナンバー2だったココ・バンダウェイではなく、マクヘイルを起用。その賭けに勝った形だ。マクヘイルは57位。26位のストーサーには4連敗中だった。

 第1試合ではアメリカのエースのマディソン・キーズがオーストラリアのダリア・ガブリロワを6-4 6-2で下していた。ガブリロワはオーストラリア人として初のフェド杯代表だった。

 「私たちにとっては素晴らしい結果」とキーズ。「確実に私たちの流れで、プレッシャーも少し低くなった」。

 会場はパット・ラフター・アリーナの特設クレーコート。キーズは77分の試合でガブリロワを下した。キーズは強力なサービスでガブリロワを後方に釘付けにし、そのショットセレクションを限定させた。

 第1セットのキーズはガブリロワのサービスゲームを2度破ったが、第4ゲームでガブリロワも1度ブレークを返している。だが、ガブリロワはこれ以上の反撃の糸口を見つけられず、第2セットではキーズが14本のウィナーを決めるなどしてより圧倒した。

 ストーサーはマクヘイルに対して力強い立ち上がりだったが、23歳のマクヘイルは第2セットをわずか25分で奪い返して逆襲。マクヘイルはそのままの勢いを保ちつつ、落ち着いてストーサーから44本のアンフォーストエラーを引き出して勝利した。

 リバースシングルスではストーサーがキーズと、ガブリロワはマクヘイルと対戦する予定だ。

 この対戦の勝利国が来季のワールドグループ入りを果たすことになる。(C)AP