29日に開幕するテニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は26日、本戦出場選手による大会前の記者会見が行われ、男子シングルス世界ランク1位で昨年王者のD・メドベージェフが意気込みを語るとともに、N・ジョコビッ…

29日に開幕するテニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は26日、本戦出場選手による大会前の記者会見が行われ、男子シングルス世界ランク1位で昨年王者のD・メドベージェフが意気込みを語るとともに、N・ジョコビッチ(セルビア)不在の今大会についても意見を述べた。
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26歳のメドベージェフは昨年の同大会決勝でジョコビッチを下し悲願の四大大会初制覇を達成。今年2月には世界ランクも1位となり文字通り王者として今大会を迎える。
まずメドベージェフは全米オープンの行われるビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターの雰囲気について「ここに戻ってくるのが好きなんだ。初めてここに来たのはジュニアの時で、その後プロになってからも何度か来たのを覚えている。来週のプレーが楽しみだよ」と話した。
そして記者から「ビッグ4」のR・フェデラー(スイス)R・ナダル(スペイン)、ジョコビッチ、A・マレー(イギリス)らが全員揃うことは少なくなってきたことを指摘され、それが大会をよりオープンにしているのではないかと質問されたメドベージェフ。誰が優勝するかわからない現在の男子テニス界に関して自身の感じ方を述べた。
「ちょっと答えるのが難しいけど、アンディ(マレー)、ノヴァーク(ジョコビッチ)、ロジャー(フェデラー)、ラファ(ナダル)といった選手がシードの上にいたころは確かにね。そのとき他の選手たちがどういった反応だったか分からないけど、大変なことだよ。準々決勝までに、いや1回戦で当たることだってあるのは目に見えている。彼ら全員が準決勝に残ったことだってあるだろう。簡単なことじゃないよね」
「そういう視点で見ればいまはそう(オープン)なのかもしれない。同時に、過去数年のグランドスラムを振り返ると、ハードでは僕やステファノス(チチパス)がいる、全豪オープンでもサーシャ(ズベレフ)もいた。ドミニク(ティーム)もいる」
「でも、最近のグランドスラムでは何か大きなサプライズがあったとは思えないね。キャスパー(ルード)がローラン・ギャロス(全仏オープン)で決勝に残ったこともそうだけど、少なくとも僕にとってはまったく驚きではなかった。彼は素晴らしいクレープレーヤーだから。答えを出すのは簡単じゃない。でも、僕の立場から言えばとにかくいいプレーをしたい、どんな相手でも、どんなドローでも、できるだけ多くの試合に勝ちたい、ということは変わらないよ」
昨年の決勝で撃破したジョコビッチは今大会不在。ジョコビッチはワクチン未接種のためアメリカへの入国が認められずニューヨークに渡ることができなかった。
メドベージェフは前回大会の準優勝者がいない今大会について「彼(ジョコビッチ)がいないのに僕が何か話すことはできないよ。この問題は彼答えることだ」と前置きしたうえで自身の見解を語った。
「僕は彼がここでプレーすることを望んでいる。ウィンブルドンでもそうだった。彼は今年、あまり多くの大会に出場できていない。でも彼はそこ(ウィンブルドン)に来て勝ったんだ。彼はチャンピオンのようなもの。ラファに対するライバル心は、ある意味ヒートアップしているような気がするよ。四大大会の優勝回数で22とか21とか。冗談みたいな数字でしょ。彼がここにいないのは残念なこと。テニスにとって素晴らしい物語になると思うんだ。でも、テニス界だけでなく、僕らテニス選手だけではなく、アメリカ政府のルール。それも完全に理解できるよ」
大会連覇を狙うメドベージェフは1回戦で世界ランク110位のS・コズロフ(アメリカ)と対戦することが決まっている。
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