第14回アジアU18(ユース)男子選手権大会で3大会連続3回目の優勝を果たした男子U18日本代表が、8月24日(水)、テヘラン(イラン)から帰国した コロナ禍ということもあり、優勝したこれまでの大会に比べると選考合宿に参加した人数はおよそ半…

第14回アジアU18(ユース)男子選手権大会で3大会連続3回目の優勝を果たした男子U18日本代表が、8月24日(水)、テヘラン(イラン)から帰国した

 

 コロナ禍ということもあり、優勝したこれまでの大会に比べると選考合宿に参加した人数はおよそ半分。8月3日(水)から7日(日)まで行われた令和4年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が終わった直後の集合で、大会までの練習はわずか2日と、チーム作りが難しい状況だったが、試合を重ねるごとに結束力を高めた。

 

 予選ラウンドは15日(月)のインド戦、16日(火)の韓国戦、17日(水)のタイ戦とすべてフルセットで勝利。セミファイナルラウンドの韓国との再戦では第1セットを37-39で落とすも、尾藤大輝、小野駿太の両エースの活躍が光り3-1で逆転勝ちを飾った。完全アウェーの中で臨んだファイナルラウンドのイラン戦では、今大会いちばんとも言える試合運びでストレート勝ちし、頂点に立った。

 

 今大会でベスト4入りしたことで、来年開催される予定の世界U19男子選手権大会への出場権を獲得。若き日本代表が、次は世界一を目指す。

 

アジア選手権3連覇を飾った男子U18日本代表

 

帰国後のコメント

本多 洋監督(崇徳高[広島])

「前回、前々回と先輩たちが連覇してくれたので、なんとかこの代にもあの感動を味あわせてあげたいと思って指導してきました。試合を重ねながら強くなり、選手もスタッフも非常に厳しい状況の中で、ほんとうによく頑張ってくれました。

ジュニア、そして将来シニア代表に入る選手を選ぶことを第一に、ずっとこのスタッフ陣でやっています。教員としてはこのメンバーで次も戦いたい気持ちはありますが(笑) そうはいかないので、その考えは一度捨てて。コンセプトを変えずに、もう一度選考します」

 

MVPに選ばれた尾藤大輝(東山高[京都]2年)

「予選グループ戦で自分たちの実力はあまりないのかなと思いましたが、最後の三連戦(クウォーターファイナルラウンド以降のクウェート戦、韓国戦、イラン戦)では、アナリストの方からのデータをもとに、試合の中で向かっていく姿勢を出すことができました。だんだんと力がついた結果、優勝できたのかなと思います。

今回、メンバーに選んでもらったからには期待に応えるプレーをしていきたいです。これからもチャレンジャーとしてレベルアップできたらと思います」

 

ベストアウトサイドヒッター賞の小野駿太(聖隷クリストファー高[静岡]2年)

「優勝することができてうれしいです。寄せ集めのような状態でしたが、この1週間でしっかりとチームを作ることができてよかったです。(ベストアウトサイドヒッター賞に)名前を呼ばれると思っていなくて。仲間としゃべっていたら呼ばれてすごくうれしかったです(笑)

尾藤はインターハイで優勝しています。自分もチームに戻ってもっといい成績を残せるよう、慢心せずに努力したいです」

 

取材・撮影/田中風太(編集部)

 

アジアU18(ユース)男子選手権 日本が大会3連覇 MVPに尾藤大輝

 

U18男子日本代表 韓国に勝利し決勝進出

 

尾藤大輝 東山から日本のエースへ U18男子日本代表 今日アジア大会セミファイナルラウンド

 

 

【次ページ】尾藤や小野など、その他の写真

 

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メダルを手に笑顔を浮かべる選手たち

 

 

 

 

小野(左)と尾藤はライバルとしてさらなる高みを目指す

 

 

 

 

(左から)ベストアウトサイドヒッター賞の小野、MVPの尾藤、ベストリベロ賞の亀岡聖成(駿台学園高[東京])