29日に開幕を迎える全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は23日に公開練習が行われ、センターコートのアーサー・アッシュ スタジアムで世界ランク3位のR・ナダル(スペイン)と同12位のT・フリッツ(アメリカ)が練習…

29日に開幕を迎える全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は23日に公開練習が行われ、センターコートのアーサー・アッシュ スタジアムで世界ランク3位のR・ナダル(スペイン)と同12位のT・フリッツ(アメリカ)が練習を行った。
今回が16度目の全米オープン出場となるナダルは、これまで2010年、2013年、2017年、2019年に計4度優勝を飾っており、3年ぶり5度目の優勝を目指す。
ナダルは前週行われたW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で、7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)準決勝を前に腹部の負傷で棄権して以来 約1カ月ぶりに公式戦に復帰するも、初戦の2回戦で世界ランク152位(前週時)のB・チョリッチ(クロアチア)に6-7 (9-11), 6-4, 3-6のフルセットで敗れている。
敗戦後、ナダルは「負けても前に進むだけだ。僕にとって1番大事なのは、健康でいること。正直なところ、このけがを治すのは難しい。この1カ月半は簡単ではなかった。腹部の肉離れは、いつ100パーセント治るかわからないから、すべてのサーブにベストを尽くせるかどうかという点では少し影響がある」と語った。
一方のフリッツは今季、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)決勝でナダルを破り、2年9ヶ月ぶりとなるツアー2勝目をATPマスターズ1000で飾る。その後は6月にロスシー・インターナショナル(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)で2勝目をあげ、現在はキャリアハイの12位に位置している。
全米オープンにはこれまで8回出場し、最高成績は3回戦進出。昨年は2回戦で同胞のJ・ブルックスビー(アメリカ)に敗れており、上位進出に期待がかかる。