■8月23日/AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝 浦和レッズ 4―0 パトゥム・ユナイテッド(埼スタ) 浦和レ…

■8月23日/AFCチャンピオンズリーグACL)準々決勝 浦和レッズ 4―0 パトゥム・ユナイテッド(埼スタ)

 浦和レッズが埼スタでACL準決勝進出を決めた。

 相手のパトゥム・ユナイテッドは、かつてリカルド・ロドリゲス監督が率いたチーム(当時のクラブ名はバンコク・グラス)。さらに現在指揮を取るのは、徳島ヴォルティス時代にJ1リーグ昇格を争った手倉森誠監督(当時V・ファーレン長崎の指揮官)だ。

 準々決勝でこの対戦カードが決まったことについてリカルド監督は「運命だと感じています」とコメントを残していた。

■またも背番号10の左足が火を吹く

 試合はいきなり動く。1分、自陣でボールを持った岩波拓也が相手DFの裏にロングボールを送ると、松尾佑介がペナルティエリア右で収めてシュート。ボールはゴール左下に突き刺さり、浦和が幸先よく先制――と思われたが、主審がオンフィールドレビューを実施する。その結果松尾のハンドを取られ、ゲームはFKから再開した。

 試合が落ち着くと、浦和がボールを持ち始める。この日の浦和は左SBの大畑歩夢を高い位置に上げてビルドアップ。酒井宏樹はカウンター対策のため後方に残り、アレクサンダー・ショルツが頻繁に左サイドへと持ち運ぶ。そこで人数をかけつつ、関根貴大伊藤敦樹らのニアゾーン突撃を織り交ぜて突破を試みた。

 すると、攻め続ける浦和は25分、ペナルティエリア手前で受けた関根がターンと同時にカットイン。ペナルティアークまで侵入して右足を振り抜くと、ボールは左ポストに跳ね返ってゴールイン――かと思いきや、ゴール前にいた松尾の関与があったとしてまたもやノーゴール判定となった。

 それでも32分、左ハーフスペースまで寄ってきたダヴィド・モーベルグが関根からパスを受けると、ワントラップして左足一閃。強烈なシュートは相手GKのセービングを弾き飛ばし、ネットに突き刺さった。これはノーゴール判定にはならず、“3度目の正直”で浦和がリードを奪っている。
 
 その後42分には左CKに岩波がニアサイドで合わせ、巧みにバックヘッドで逸らしてゴールを奪った。2-0にリードを広げて後半に入っている。

■3年ぶりベスト4へ

 試合を折り返すと、パトゥムは4-4-2から5-4-1に変更。その意図について手倉森監督は試合後、「(浦和の)アタッカーは人数をかけてくるので、割り切ってCBを3枚にしてWBを配置して、奪ってカウンターで仕留めようという意図がありました」と語っている。

 浦和はこの戦術変更に意表を突かれ、後半序盤はゴール前へ侵入される展開が増えた。

 しかし、カウンターから得点を奪ったのは浦和の方だった。65分に伊藤が敵陣でパスをカットすると、持ち上がって中央の小泉にパスを送る。そしてDFを冷静にかわした小泉が左足を振り抜き、ショートカウンター完結。大きな3点目を奪った。

 波に乗る赤い悪魔は手を緩めない。72分、自陣から丁寧につないでいくと、ペナルティエリア中央で受けた江坂任が左ハーフスペースの明本考浩にスルーパス。これを受けた明本は豪快に左足を振り抜き、右サイドネットへと突き刺した。

 その後スコアは動くことなくゲームは4-0で終了。浦和は8月25日の全北現代モータースとの準決勝に駒を進めた。3大会ぶりベスト4を決めたチームは次の90分も戦い抜き、再び埼スタを歓喜の渦に包み込む。

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